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リニューアルした植村直己冒険館をご紹介!Vol.1 施設について

はじめまして。
飛んでるローカル豊岡市民ライターに新しく参加しました、木下舞子と申します。

豊岡市日高町出身。
10年ぶりにUターンで豊岡へ帰ってきました。
豊岡市地域おこし協力隊を経て、現在は日高町で暮らしながら町内にある博物館「植村直己冒険館」で働いています。

今回は、今年春にリニューアルオープンした植村直己冒険館をご紹介します。

植村直己冒険館ってどんなところ?

植村直己冒険館の上空写真。広々とした敷地内は鳥や木々の音が心地よいです。

植村直己冒険館は、豊岡市出身の冒険家『植村直己』の偉業を伝えるべく1994年4月に開館しました。

東には円山川が流れ、西にはたくさんのスキー場がある神鍋高原。
そんなのどかで自然豊かな町に植村直己冒険館はあります。

建築家・栗生明氏が設計したこの施設は、鉄筋コンクリートで造られたシックで大胆なデザイン。
1996年には「日本建築学会賞」「土木学会デザイン優秀賞」、1998年には「公共建築百選」に選ばれました。

植村直己冒険館の入口は、氷山に突如として現れる氷の裂け目・クレバスをイメージしてつくられています。

コンクリートの壁の間をまっすぐとのびた通路。
静寂とした入り口から最奥の出口まで直線にして200m。

建物に近づくにつれ、地下へと下っていき、まるでかつて植村直己氏が歩いた氷の世界へと進んでいくようです。

リニューアルオープンにあたって

今回、植村直己冒険館は『自分自身に挑戦し続ける人や夢にチャレンジする人の応援施設』をコンセプトにリニューアルしました。

植村直己のチャレンジスピリットにふれ、生きる力を育む。

館内にはミュージアムカフェが誕生し、訪れる人々の憩いの場所に。
敷地内には体を使って楽しむアクティビティ施設「どんぐりbase」を併設し、植村さんのチャレンジ精神を遊びながら学べるようになっています。

既存の本館展示室は植村直己の挑戦を顕彰し、偉大な業績にふれながら、人柄がより伝わる展示内容に一新。
植村さんの自然を愛し、人を愛した人柄をより魅力的に伝えています。
本館の研修棟では冒険家や多様なチャレンジャーを紹介し、挑戦心を後押ししてくれるエリアとなっています。

植村直己冒険館・ミュージアムエリア

展示室

植村直己冒険館の本館・展示室は登山、犬ぞり行の冒険で実際に使用された装備品が壁一面に展示されています。

随所にちりばめられた植村さんの冒険の知恵、技術。
ここでしか見られない貴重な資料がたくさんあります。

展示室・体験コーナー

展示室の体験コーナーには、極地用テントと犬ぞりの実物大モデルを展示。
壁には植村さんが撮影した旅の映像を映し、気分は植村直己!
人気の撮影スポットです。

今春オープン!冒険体験施設『どんぐりbase』

植村直己冒険館に今年春新しくオープンした冒険体験施設「どんぐりbase」。
「やってみたいを応援する」をモットーに、子どもたちの好奇心、挑戦心、冒険心を育む施設です。

大型ネット遊具に1歳から遊べる知育遊具、ボルダリングにツリーイング、クラフト体験。
泊まれる博物館として、家族キャンプやナイトミュージアムなどわくわくがつまったプログラムも。

どんぐりbaseのロゴは元気なイエロー。

緑に囲まれたどんぐりbase。植村直己冒険館から橋を渡って、いざ冒険!

大型ネット遊具「ホワイトあみあみマウンテン5ピークス」

全国でも数少ない大型ネット遊具は、のぼって、はねて、転げまわって。
全身で楽しむアクティビティ。

子どもたちはもちろん、大人も童心に帰れるネット遊具は親子で楽しめます!

地下のぐんぐんホールから見上げるとネット遊具で遊ぶ姿が。

クライミング「えれべすとウォール8848」

カラフルなホールド(石)がうきうきした気分に。
安全装置オートビレイ付きで小さな子どもでも安心して体験できます。

全身を使って、つかむ、のぼる。
怖がっている子も段々慣れてきて、もっと上へ、もう一回!と自ら挑戦していきます。
終わった後は「楽しかった~」「つかれた~」と満足した表情が印象的。

ツリーイング「やっほーツリーイング」

「やっほーツリーイング」
どんぐりbase周囲に吊るされた、緑とオレンジのロープを使って登っていきます。

登った先から見える景色は爽快。
いつもの風景が違って見えて新たな世界が広がります。
ツリーイングのインストラクターが指導してくれるので安心!

ツリーイング風景

1歳から遊べる「ぐんぐんホール」

ぐんぐんホール

どんぐりbaseの地下には、1歳から遊べるフロア「ぐんぐんホール」。

跳び箱に滑り台、小さな自転車、かわいい遊具がたくさん揃っています。
フロア全体が見渡せるので、子どもを見守りながら遊ばせることができます。

上から下までこどもたちの笑顔でいっぱいです。

ミュージアムカフェ&ショップ「CAFE iNUUK」

CAFE iNUUKロゴ。白とブルーがイヌークのテーマカラー。

植村直己冒険館には、もうひとつ新しくオープンしたスペースがあります!

CAFE iNUUK(カフェイヌーク)

イヌークは、イヌイット語で「人々」を意味します。
人々が集い、コミュニティが生まれる場所になってほしいという願いを込めてつけたそうです。

こだわりのコーヒーからオリジナルドリンク、スイーツまで。
地元のお菓子屋さんの焼き菓子などもあります。
カフェ利用の場合は入場無料なので、気軽に立ち寄ることができます。

季節ごとに期間限定のドリンクも!写真は秋限定のミックスジュース。

CAFE iNUUKではシーズナルメニューも。
秋は、夏の疲れを癒してくれるやさしい甘さのミックスジュース。
子どもも大人も思わず笑みがこぼれる人気メニューです。

カフェ併設の休憩スペース

カフェ併設の休憩スペースはフリーWiFi、電源完備。
太陽のあたたかい光が差し込み、おだやかな時間が流れています。
最近は、コワーキング利用される方も増え、早くも地元の憩いの場所にもなっています。

 

広い敷地の植村直己冒険館では外の芝生でピクニックも。家族みんなでピクニックランチも良いですね。

なかなか遠くに行くのが難しいこの頃ですが、子どもと一緒に遊びに行ける場所として豊岡市民の新しい憩いの場所になっています。
ぜひ、生まれ変わった植村直己冒険館を訪れてみてください。

 

この記事を書いた人

木下 舞子

豊岡市日高町出身。2020年、10年ぶりのUターン移住。
城崎での活動を経て、現在は日高町に住みながら同町にある植村直己冒険館で働いています。

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