無視できない虫とのくらし
はじめまして!
2019年に生まれ故郷である豊岡市にUターンしたエリカと申します。
大学生〜社会人時代は神戸・大阪・東京と、主に「都市部」をメインに生活をしておりました。
「なぜ都市部に出たのか」
そして
「どうして田舎に帰ってきたのか」
については、今後書く記事にておいおい触れていくこととしまして、
今回は「都市部から田舎への移住で見えてきた虫とのつきあい方」について
わたしなりにたどり着いた、心地よい生活のテクニックとともに紹介してまいりますね!
無視できない虫たちの存在
この記事をご覧になっている方の多くは
「都市部から田舎への移住」を考えておられるかと思います。
そしていくつかある移住ポイントのひとつに
「豊かな自然があること」が挙げられると思うのですが、いかがでしょうか。
かくいうわたしも、この豊かな自然に魅了されたひとりです。
野山の光を全身に浴びて踏みしめる土の感触(とたまに踏んづけてしまう虫)、
雨の音、鳥のさえずり(と虫の声)、
全身で受けるうつくしい風(とともにぶち当たってくる虫)、
太陽の光をたくさんうけとったふかふかの洗濯物(の中に忍び込んでいる虫)、
窓を全開にし、家を吹き通るさわやかな風(とともに舞い込む虫)、
このように、この大自然の恩恵を挙げだすときりがありません。
どうですか?
ムシ、できましたか?
都市部と田舎 それぞれの虫事情
都市部で暮らしはじめた頃、
生活圏内はコンクリートやアスファルトで埋め尽くされ、
高層ビルの中で働き、マンションの部屋の窓をあけていても虫が入ってこない状況に
「圧倒的に虫が少ない!(おめめキラキラ★)」と感動したことを覚えています。
今考えると、とても人間本意な考えだったなと感じるのですが、
当時のわたしにとってはささやかなストレスがひとつふたつと減るような出来事でした。
そしてまた田舎での生活がスタートし、
彼らの存在をムシできない状況になったわけです。
ノックくらいしてくれてもいいんじゃない?
彼らは前触れなく姿を現すのです。
起きている時ならまだしも、寝起きドッキリも得意としているようで、
ムカデに噛まれて目を覚ました経験もあります。
その時のショックといったら…シクシク。
(コソコソばなし)
誤解を与えないためにもお伝えすると、
大丈夫です。ムカデが出るからといってわが家はゴミ屋敷ではありませんよ。
豊岡市の約8割は森林
「ッテッテレー!」とドッキリの効果音付きで
彼らがいつ現れるのかと怯える日もありましたが、
自然の中での生活に溶け込んでいくにつれ、どんどん思い出していきました。
そうです。
豊岡市はほとんどが森林であるということに。
帰りたての頃は、次々に現れる虫に対して過剰に反応していましたが、
いつしか「わたしたちが自然の中に間借りをして暮らしているんだ」
という視点にシフトしていきました。
虫が花粉を運び、受粉した植物が結実、
そしてその実を鳥が食べ、フンからタネが土に還り、また緑が広がっていく。
虫たちの役割をあげていくときりがないほど、
かれらは緻密でうつくしい自然の営みの一端をしっかりと担っている存在だったのです。
虫とのあたらしい生活様式
とはいえ、虫が予期せず出没するといまだに悲鳴をあげますし、
やむなく仕留めることもあります。
なるべく殺虫剤は使わずに、
どうにか人間のエリアと棲み分けができないものかと試行錯誤した結果、
わたしなりにたどり着いた方法が2つあるのでご紹介していきますね!
その壱【ハッカ油】
こちら、ご存知の方も多いかと思います!
エアフレッシュナーを作ったり、
夏場のお風呂に数滴垂らして清涼感をあじわったりと、1本あるとお役立ちの万能アイテムです。
わたしはハッカ油をぞうきんに数滴染み込ませて週に1回床拭きをするのと
粗塩に数滴垂らして部屋の隅においています。
もう!これが本っっっ当に有能なのです!
虫の多くはハッカなどのいわゆるミント系の香りを嫌います。
こうするようになって、虫たちとの遭遇率がグンとグググーンと下がりました。
そして、お部屋に爽やかな香りが広がるのでアロマテラピー効果も期待できます。
※天然成分なので基本的には安心して使えますが、ペットがいるお部屋を避けたり、小さなお子様の手の届かない場所での使用をおすすめします。
その弐【蚊帳(かや)】
はい!蚊帳です!
この中で眠りにつく安心感たるや……‼︎‼︎
そうです。太古の昔から使われてきたものです。原点回帰です。
先人たちの知恵と現代の技術が掛け合わさって、ついにテント式になりました!
Viva!温故知新!
なかなか寝ようとしないお子さまたちも、
蚊帳をセットすれば喜んでお布団に入り込むのではないでしょうか。
おうちでキャンプ気分。
そしてあこがれのサツキとメイになりきれば夢の中で、トトロにも会えるかも!
しかし、テントの中に虫が入っていたらただのパニックルームになるので注意が必要ですね。
さて、本日はこの辺でおひらきとします。
エンディングはハンバート ハンバートの「ホンマツテントウ虫」を聞きながら。
おあとがよろしいようで。