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マナヅルがやって来た

こんにちは。

市民ライターの美藤圭です。

 

ぼくの住む倉見地区では、コウノトリの巣塔が近い事もあり

家の近くで頻繁にコウノトリが見られます。

田んぼばかりで静かな場所なので

アトリエで仕事中にクラッタリングが聴こえると

「お、近くにいるな」

なんて思ったりします。

 

※クラッタリングとは、くちばしを叩きあわせて音を出す行動で、求愛や威嚇に用いられます。

 

休日になると、六方田んぼの畦道にカメラを構えた車がよく止まっています。

六方田んぼは、豊岡では一番広い田んぼで、一度絶滅する前(昭和30年代)のコウノトリもこのあたりに多く生息していました。今では、冬にも田んぼに水をためる「冬水田んぼ」を多くの農家の方がやっておられて、コウノトリや渡り鳥たちにとって良い場所になっています

 

bullさんが描くマンガ 田中さん の様に、皆さんじっとシャッターチャンスを狙っています。

運が良ければ割りと近い距離でもコウノトリの撮影が出来ますよ。

 

そーっと、そーっと

そーっと近づいて、パシャ!

5、6メートルしか離れてませんが逃げずにこちらをうかがっています。

冬になると越冬のために渡って来た白鳥も見ることが出来ます。

上の写真は田んぼで水浴びをする白鳥。

 

 

しかしここ数日、平日にも関わらず2、3台の車がウロウロしています。

 

 

お、今日も車が2台停まっている。

皆さん一体なにを狙ってるんだろう…?

 

 

…ん?

サギかな?

 

 

 

 

いや、ちがう!

顔が赤い!

なんだろうこの鳥?!

 

 

顔が赤く、首が白いこの鳥

マナヅルというツルの仲間だそうです。

日本ではツルと言えば頭の赤いタンチョウを思い浮かべますが、

こちらは顔が赤く、体はグレーです。

後ろから見ると少し大きなサギの様にも見えますが、

ツル、と言われると、何やら貴重な動物を見ているような心持がしますねぇ。

 

 

 

あー…

飛び去ってしまった。

 

マナヅルはコウノトリ以上に警戒心が強いそうです。

この日は僕も含めて3台のカメラに囲まれていました。

ごはん食べてたのに、落ち着かないよねぇ…

ごめんね。

 

実家の近くでは近所のおじさん達も

畑仕事をしてたら、あそこで見かけた。など、マナヅルの目撃情報が多数。

頻繁に出没しているみたいなのでぜひ探して見てくださいね。

僕もまたどこかで見られるといいなぁ。

 

 

(撮影日 2019年2月17日  倉見六方田んぼにて)

 

この記事を書いた人

美藤 圭

クリエイター(自営)
高校卒業後、「ものづくりで飯が食いたい」と思い、飛騨高山へ。
設計事務所、家具工房、家具メーカーを経て、2015年地元豊岡にて家具と彫刻の工房「2B works 」を開業。

趣味はボーッとする事と寝ること。

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