移住者ふぁいるvol.1 ~いろんな顔を持つ「あっちゃん」@城崎

実際に移住してきた人を取材してみよう!

こんにちは。

豊岡市は城崎温泉に。大阪から嫁ターンしてきて12年半が過ぎました。

市民ライターの井垣真紀です。

 

豊岡市に嫁に来る前は、大阪でフリーアナウンサーをしていました。

現在は、三姉妹の母、カメラマン、カフェ店主、

週に1回は、地元FM局のDJ(最近新たに始めました!これについてはまた改めて)を、

たまに旅館の仲居さん、

と何足ものワラジを履きこなしています。(こなしている、はウソです…)

 

 

 

そんな私が市民ライターになって2年。

記念すべき20本目の投稿は、

「私以外の、よそから来た人、いろんな顔を持つ人を取材してみよう!」

と思い立ち、早速近くの「よそから来た人」を取材してみました。

 

あっちゃん

うちのカフェによくコーヒーを飲みに来てくれて、

「城崎のコーヒーの中で一番うまいっす。」

と言ってくれます。(あくまで、あっちゃん個人の感想です。)

 

何だか不思議な空気感の持ち主で、

カフェで一緒になった人とも、いつの間にか普通に会話しています。

イガキフォトスタジオ「Photo cafe」

 

あっちゃんは3年前に、実家のある明石から城崎にやってきました。

現在、32才。独身。

残念ながら結婚する気はないそうです。

 

高校生の夏休みアルバイトで行った先で、温泉が好きになり、

「温泉のあるとこがいいなぁ。」

と「リゾートバイト」の気分でやってきたそうです。

最初は派遣で、

ある旅館の中番さん(厨房と仲居さんの間を繋ぐ仕事)をしていました。

そのあと、飲み屋で知り合った人に紹介されて、

現在の旅館で仲居さんとして働いています。

仲居さん

ときわ別館で働くあっちゃん。ところ変われば、別人のよう。

最近は、男性の仲居さんも多いのです。

柔らかい雰囲気の彼は、

仲居さんとして、お客様が居心地のいい空気を作っているだろうなぁと思います。

「お客様から、「ゆっくりさせてもらったわー。」と声をかけてもらった時が一番嬉しいですね。みんな、普段は頑張ってはるんだろうから」

と話してくれるあっちゃん。

居酒屋スタッフ

美食遊楽「とみや」で働くあっちゃん。

居酒屋と言っていいのかな、と思うようなこだわりのお店です。

地元の食材をとびきり美味しくして食べさせてくれます。

 

ここで、旅館のお仕事が終わった後、週に2回ほどアルバイトをしています。

ここの大将とも飲み屋で知り合ったそうです。

あっちゃんがもともと神戸でバーテンダーをしていたと聞いて、

手伝って!と頼まれたそうです。

 

「とみや」の大将と女将さん。

ふたりとも、あっちゃんのことをとても可愛がっていて、

仕事の後には、あっちゃんのためだけに料理も作ってくれます。

 

城崎の人は、

よそから来た人の「感覚」を大切にしてくれる感じがします。

もっと聞きたい、取り入れたい、と思ってくれている感じがします。

お店にとってあっちゃんの存在は、

ここに住んでいるけどよその感覚を持つ人、として重宝されている気がしました。

 

「そのうちまたどっかに行くやろうけど、好きにしたらいいと思ってる」

と話す大将。

本当は寂しいと思っているだろうなぁ。

 

 

イングリッシュパブの店員

「HANANOYA」で働くあっちゃん。またまた違う人みたい。

いろんな人と出会った飲み屋が、ここ。

温泉街にある7つの外湯のひとつ「御所の湯」の前にあります。

湯上りに、キャッシュオンで気軽に飲めるお店です。

あっちゃんは、今では週に2、3回お店を任されています。

 

夜遅くまで開いているし、1杯だけ、と気軽に寄れるので、

私も仲居さんの仕事終わりには、つい寄ってしまいます。

 

 

あっちゃんのように、

いろんな仕事を引き受けるのは、この辺りではまぁまぁ当たり前かもしれません。

朝、旅館に布団上げにバイトに行ってから、お仕事。

とか、

お仕事終わりで、仲居さん。

お仕事終わりで、皿洗い。

お仕事終わりで、布団敷き。

お仕事終わりで、代行ドライバー。

などなど。

仕事はいくらでもあります。みんな、よく働きます。

 

まっ昼間。

お風呂上がりのあっちゃんがタオルを首にひっかけて、

ソフトクリーム食べながら自転車に乗ってる姿を見かけることがあります。

そんな時、

「おぉ。いいなぁ!」

と幸せな気持ちになります。

なんでそんな気持ちになるのかなぁ?と考えてみたら、

「よそから来た人が、この町を楽しんでくれてる。」

ということが嬉しいのかも、と思い当たりました。

 

温泉地としてたくさんのよその人を受け入れてきた町の1300年もの歴史が、

知らず知らず、

「よそから来た人が楽しんでくれてるのが嬉しい。」

という気持ちにさせるのかもしれません。

 

温泉街を満喫しながら仕事して日常を過ごしているあっちゃん。

町に溶け込み、

町の人に愛されているあっちゃん。

でもそろそろ、旅立ちの時のようです。

「周りの人はよくしてくれるし、

毎日、温泉入れるのはサイコー!体の調子もいい気がする。すごく居心地がいい。

でも、ぬるいところで、ふらーっとやってる感じがしてきて。

そろそろ、つきつめたことをしてみたくなった。」

と。

寂しいけど、行かないで!とは思わない。

温泉地で羽を休めて、安心して飛び立っていく彼を見るのもまた楽しみのひとつ。

 

「次は、ハリウッドに行って俳優になる。」

そう豪語しているあっちゃん。

ハリウッドには温泉はあるのか??それが心配です。

応援してるよ!

「移住者ふぁいる」、次号は…気が向いた時に。

誰を紹介しようかな。

 

この記事を書いた人

井垣真紀

関西を中心にフリーアナウンサーとして活動したのち、2006年、城崎温泉にある写真スタジオに嫁ぎ、移住。
現在は、三姉妹の母でフォトグラファー。
マタニティフォト、ベビーフォト、ブライダル撮影、また、舞台撮影や取材撮影なども。
たまーに、アナウンサーの仕事も。
週に二回はスタジオ併設のカフェも営業しています。

温泉があって、食べ物が美味しい。山があって海もある。雪も降るし蛍も出る。
豊岡のまちは住めば住むほど好きになります。ここでの暮らしぶりをお伝えできれば。

イガキフォトスタジオ ☎︎0796-32-4151

http://www.igakiphoto.jp/

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