我が町のヒーローたち

今年も宜しくお願いします!

通常なら雪の中の年明けですが、今年は雪が降りませんでした。

 

こんにちは。

城崎温泉に嫁ターンしてきて12年。

井垣真紀です。

 

 

今年も、

城崎温泉にある、極楽寺さん、温泉寺さんの除夜の鐘つきをハシゴして、

無事に新しい年を迎えました。

 

去年の年越しの記事はこちら。

あけましておめでとうございます!城崎温泉の年越し

 

消防の出初式

2018年1月5日。

今年も消防の出初式が行われました。

私の、新年の楽しみのひとつです。

 

消防団の勇姿が、

悲しい出来事なしに見られるチャンスです。

 

 

朝10時。

町の中にサイレンが鳴り響きます。

団員が続々と車庫に集まってきます。

小さな町のあちこちに、消防車の車庫があります。

うちのダンナさんの消防分団「やまと班」の車庫。

家から走って1分。

何かあればすぐに出動できます。

町内の消防車が出動してきます。

町のあちこちから、

サイレンを鳴らしながら小学校のグラウンドに集結します。

続々集まります。

新年、観光のお客様を迎えるのに忙しかった皆さん。

ここで新年の挨拶が繰り広げられていました(笑)。

 

城崎小学校ら城崎温泉駅前を通り、

城崎地域振興局までの1キロ弱の道のりをパレードします。

壮観です!

信号待ち。

まだ観光のお客様も多い中、駅通りをパレード。

写真を撮るお客様も多かったです。

 

寒空の下、

消防服でのパレード。

分団長以上の役職の人は礼服です。

 

みんな、町の知ってる人。

消防署のはしご車、消防車、救急車に続いて、

消防団の消防車が続きます。

 

この景色、男の子でなくても興奮します!

豊岡市長がお出迎え

城崎地域振興局では、

豊岡市長(台に乗っている、左から二人目)、消防団長(左端)らが迎えます。

 

みんな、礼服です。

 

市長はこの日の朝、お孫さんから、

「しゃしょーさん!」と言われたそうです(笑)。

ちなみに、消防団とは、

消防組織法に基づいて各市町村に設置される、

一般市民で団員が構成される消防機関です。

なので、みんな普段は違うお仕事をしています。

もちろん、城崎に住んだら絶対に入らないといけない、というものではありません。

入らなくても、村八分にされたりしません(笑)。

 

 

月に2度、訓練をして、

町に何かあったときに出動します。

主には、火災、大雨、台風、行方不明者が出たとき。

 

サイレンが町に鳴り響くと、

パジャマを着ていても、仕事着を着ていても、

大急ぎで消防服に着替えて飛び出していきます。

サイレンが鳴ったときに外にいると、

あちこちから小走りや自転車やバイクで、

時には着替えながら走っていく男性たちを見かけることがあります。

そんなとき、

頼もしいなぁ、かっこいいなぁ、と感動します。

 

3年前のお正月、

早朝にサイレンが鳴りました。

寝ているダンナを起こすと、大急ぎで飛び出していきました。

あの時はなかなか鎮火せず、

ニュースで流れる映像を見ながら心配して待っていました。

雪の中、びしょびしょになって放水を続け、

帰ってきたのは夜遅くでした。

たくさんの家が焼け、亡くなった方もいて、

本当に悲しいできごとでしたが、

必死で自分たちの町を守る人たちを見て、

心から感動しました。

 

 

 

さて。

 

かっこいいけど、とても大変なお仕事。

どうして消防団に入ったのかなどを聞いてみました。

 

どんな人が消防団に入っているのか、ご紹介しましょう。

町で呼ばれている、私もそう呼んでいる呼び方で紹介させていただきます!

ヒーローたち。

聖司(せいじ)くん。城崎で旅館とレストランを経営。

小宿 縁

いろりダイニング三國

Q消防団に入ったきっかけは?

東京から城崎にUターンしてきたばかりの時、豊岡市で大きな被害をもたらした台風23号がありました。
ある旅館が床上浸水しそうだから手伝って欲しいと父に言われました。
急いで向かった先は消防団員の方々が土嚢を積み、消防車で水を吸い出していました。
消防団の服装で誰か分からず一緒に作業していたのですが、
よく見ると他の旅館の社長や、居酒屋の大将など城崎の先輩方。
互いに助け合い、生活しているまちの姿を目の当たりにしました。
とても感動したことを今でも良く覚えています。
後日先輩から消防団に誘われ、一つ返事で入団しました!

祐章(ゆうしょう)さん。写真の真ん中の方です。温泉寺の住職。

普段は袈裟を着ています。

ヘルメットの下は、ありがたい頭でいらっしゃいます!

温泉寺

 

Q消防団に入ってよかったですか?

もちろんです!
無いに越したことは無いけど、火災の際に少しでも力になれたり、
消防団に入って得た知識や経験が役立った事はたくさん有りますから!

 

中野くん。勤め人です。

普段は、コカ・◯ーラの制服を着て、

町で自動販売機にジュースを補充しているのを見かけます。

 

Qどうして消防団に?

昼間は仕事で城崎にいないことも多いけど、休みの日や夜間に火事になることもある。
火事になったら消さないと!

 

 

私と同じ、京都から移住してきた方も。

婿ターンの健太郎さん。

城崎温泉 旅館「泉翠」

 

Q 消防団に入ろうと思ったのはなぜ?

町の人と繋がりを持ちたかったからです。

Q商工会など他の団体にも参加されてますよね?

消防団は、町を守る、という目的で集まっている仲間。
他の団体とは違う人付き合いもできて絆も生まれた。
入ってよかったなぁと思ってます。

と照れながら話してくれました。

 

亮くん。

消防車を運転しているのが私のダンナさん、亮くんです。

大学を出て、戻ってきてからすぐに消防団に入ったそうです。

もうすぐ20年になります。

 

Qどうして消防団に?

火事になった時に、消してもらうの待ってるより自分で消したほうがいい。

 

 

紹介しきれませんが、

園長先生、お土産物屋さん、お蕎麦屋さん、魚屋さん、JAの職員さん、

本当にいろんな方が消防団にいます。

 

 

そして今年は、3人も新人の消防団員が入りました!

 

同じく移住組、冬森(ともり)さん。(右から2人目)

ウィキペディア(永本冬森)にも載る現代美術家です。

 

48歳で新人です!

と笑ってらっしゃいましたが、

宣誓も敬礼もかっこよかったですよ!

 

彼も婿ターン。

旅館小林屋の若旦那でもあります。

 

Qなぜ消防団に?

うちも木造三階建だから火事が怖い。

自分で守らないと、って思って。

 

城崎に新しく美容室をオープンさせた手塚(てづか)くん。(左から二人目)

 

お子さんが出来たのを機にUターン。

美容室tiz

 

Qなぜ消防団に?

父の影響です。父もずっと消防団だったから。

それから、先輩たちにも誘ってもらいました。

 

 

Uターンして実家の旅館を継ぎ、こちらでご結婚。

浩典(ひろのり)くん。(写真左端)

三國屋

 

Qどうして消防団に?

地元に根付いた活動を通して、災害時に地域の皆と協力し合い、地域に貢献出来るよう志願しました! 

 

消防団員たちの頼もしい背中。

誰かがなんとかしてくれる、

ではなくて、

自分たちで自分たちの町を守る。

そういう思いでいる人たち。

そんな人たちがたくさんいる町に住んでいることに、

私たちは安心します。

 

大谿川での放水演習

城崎温泉の風景を代表する大谿川沿いに、ずらりと消防車が並びます。

大谿川にかかる太鼓橋それぞれから放水。

消防署からはハシゴ車も出ます!

毎年恒例の出初式。

今年も、

見ごたえのある放水演習で幕を閉じました。

 

消防団オフィシャルウェブサイト(総務省消防庁)

 

 

この記事を書いた人

井垣真紀

フォトグラファー。
関西を中心にフリーアナウンサーとして活動したのち、2006年、城崎温泉にある写真スタジオに嫁ぎ、移住。
三姉妹の母。週に二回はカフェも営業している。

イガキフォトスタジオ ☎︎0796-32-4151

http://www.igakiphoto.jp/

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