自転車でさんぽ。
自転車で10分のお気に入りの場所。
こんにちは。
豊岡市は城崎温泉の写真屋に嫁いで11年。
元は関西のフリーアナウンサー。
今は、三姉妹の母、フォトグラファーの井垣真紀です。
10月11日。
秋晴れの青空が綺麗な城崎です。
この日、町は14,15日の秋祭りを控えてそわそわしていました。
盆も正月もお客様を迎えるために働いている観光地の城崎温泉が、
1年に1度、自分たちのために過ごす2日間です。
この秋祭りについても書かないとなぁ。
と思いながら、
そんな中、
三女と私はちょっとの時間を使って、お気に入りの場所に行ってきました。
時間があると、
「お母さん、としまちっち行きたい。」
という三女。
スーパーでちょっとしたおやつと、
私もコーヒーを買って、
自転車で出発。
城崎大橋を渡ります。
海まで3キロメートルほどの場所なので、結構な川幅があります。
子連れで、
橋の真ん中で写真を撮るのは怖いので、別の日に撮った橋の上からの景色をどうぞ。
きもちいいー!!
車で通ると、なんてことないのですが、
歩いたり、自転車で通ると最高に気持ちがいいです。
特に、こんないいお天気の日は最高。
到着!
あっという間に到着。
城崎温泉街の奥にある自宅から自転車で10分。
城崎温泉駅からなら5分かからないかな。
ここは、ハチゴロウの戸島湿地。
ハチゴロウとは、
大陸から渡ってきた、みんなに愛された野生のコウノトリの名前です。
ハチゴロウと戸島湿地のお話は、
HPに書かれています。
感動しますのでぜひ読んでください。
ハチゴロウの戸島湿地http://www.hachigorou.com/about/
管理棟や観察棟、淡水湿地、汽水湿地等があり、施設全体で3.8haの広さ。
周辺の里山、小川、田んぼ、河川、海と有機的につなげることで、
湿地の生態系を高めているそうです。
山際には、
コウノトリの人工巣塔が建っていて、
コウノトリの夫婦が毎年ヒナを育て巣立ちさせています。
その中の、「かんさつとう」がお気に入りの場所。
ここから見る景色は、額縁に入った絵のようです。
コウノトリがいるときもあるし、
鷺や小鳥がいることも。
虫もいるし草もある。
亀や魚やいろんな生き物がいます。
生き物のデパートです。
いろんな生き物が共存している場所にいると、
気持ちがとても安定します。
豊岡市が、
コウノトリと共生する町を目指しているのは、
こういうことなのかなぁと思う場所です。
体の大きなコウノトリが食べる餌が豊富にあるということは、
私たちも安心して食べられる食べ物がある土地だということ。
私たちが普通に生活している中で、
大きなコウノトリが頭上を舞う姿を見ると、
とっても豊かな、幸せな気持ちになります。
しょっちゅう見かけるのですが、
それでも、見かけるたびに、
「おぉーー!!」と
歓声をあげてしまいます。
雄大な姿は、見るだけで感動します。
家から自転車で10分。
ここに来ると、
ああ。また頑張ろう。
なんだか自然とそう思えるのです。
三女がなぜ、ここに来たいというのかはわかりません。
同じように感じているのかなぁ。
いつも、
「としまちっち行きたい。」と誘ってくれて、
えー。忙しいのにな。と思いながら、
やってきて、
あぁ、よかったなぁと思います。
ありがとう。