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「わかもの巣立ち応援プロジェクト2019」応募者インタビュー~小学生編~

「葉っぱや山がオレンジ色に紅葉するところ」

「校庭の上を飛ぶコウノトリが見れるところ」

小学4年生の双子の男の子と女の子に、豊岡のどんなところが好きですか?と質問したところ、こんな答えが返ってきました。

突然の質問に少し戸惑い、照れながらもしっかりと答えてくれました。

落ち着いた雰囲気と可愛らしさが入り混じった年齢の2人が、いつもお兄ちゃんに言っている言葉「だいだいだいすき」

この思いを、わかもの巣立ち応援プロジェクトのメッセージに託して、お母さんと一緒に応募してくれました。

去年、高校を卒業と同時に豊岡を離れた9つ年の離れた大好きなお兄ちゃん。

たくさんの子どもたちがいる豊岡ですが、進学や就職のため、高校を卒業と同時に別の地域へ巣立っていくのが現状です。

 

 

こんにちは。

市民ライターのくまきです。

今回、撮影させていただいた和泉(いずみ)ちゃんと大晴(たいせい)くん

 

この日の撮影と取材は、お兄ちゃんが高校への通学路として使っていた細道で行われました。

このまっすぐ伸びた川沿いの細道は、国道へ繋がっています。

今、子どもたちが歩んでいる道もやがて大きな何かへと繋がっているように。

 

撮影の日は肌寒い1日でしたが、大好きなお兄ちゃんのために何度もモニターを確認しながら協力してくれました。

撮影と取材が終わった後、温かいお茶を淹れてくださったお母さん。

お兄ちゃんが帰省される時も、こんな風に笑顔でお茶を淹れたりご飯を作ったりして出迎えておられるのだろうなぁ、と気持ちまで温かくなりました。

こういう何気ない日常が、子どもたちの支えとなり、大きく羽ばたく力となっていくのでしょうね。

そしてその温かさを求めて時々帰って来てくれる。

そんな心安らぐ場所でありたいと思うのです。

私たちは、これからも和泉ちゃんと大晴くんが教えてくれた豊岡の素晴らしい風景を守り、巣立っていくあなたたちの大切な故郷を守っていきます。

 

この春、豊岡市を巣立つ皆さんへ。
コウノトリのように、自由に羽ばたくときがやってきた。

それぞれの思いのこもったメッセージが、
巣立つ背中をそっと押しますように。

これからも、あなたが帰りたくなるまちを目指して。
私たちも、このまちで頑張ります。

卒業おめでとう。
飛んでいけ。

 

 

この記事を書いた人

くまき家

豊岡市出身、豊岡高校卒業後、京都や神戸で過ごし19年前にUターンした妻。
結婚を機に尼崎市からIターンした夫。
小学生の娘、高校生の息子、うさぎ。
豊岡の四季を愉しみながらのんびり暮らす4人と1羽の家族です。

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