豊岡でのささやかな愉しみ~春から初夏の草花編~

春から初夏にかけての草とうさぎのお話です

生後7か月を迎えた我が家のうさぎ『きなこ』
人間でいうとちょうど思春期にあたるようで、中三の息子と同じくらいの年齢になりました。
かと言って、特に反抗期というわけでもなく寝てばかりののんびりうさぎなのですが。

こんにちは。
Iターン18年目の主人と子どもたち、そして一羽のうさぎと一緒に暮らす飛んでるローカル豊岡市民ライターのくまきです。

梅雨の季節のお愉しみ

梅雨明けして、いよいよ夏本番です!
梅雨が明けても湿度は高めの豊岡なので、梅雨時期はジメジメ度が当然アップします。
半端ない湿度です。

こころもからだもバランスを崩しがちな季節ですが、この時季だからこそできる愉しみを探します。

くまき家の庭はあまり手を加えず土のままなので、季節の草花が生い茂り、梅雨時のどんよりとした気分を少し和らげてくれます。

元気いっぱい!ヤンチャな雑草ドクダミ

ひと月ほど前に刈ったドクダミがもうこんなに大きくなっています。家の周りが全てドクダミなのです。

梅雨前からどんどん大きくなり、放っておくとたちまち広がるこのドクダミ。
独特な匂いですが、毎年嗅がずにはいられない初夏の匂いなのです。

白いお花は可憐で可愛らしいので、一輪飾るだけでもとっても爽やか。

お店ではドクダミ茶としてよく売られていますが、くまき家では焼酎につけてかゆみ止めに使ったりしています。

お花も可愛いカラスノエンドウ

もう旬は過ぎてしまいましたが、春先に生えてくるカラスノエンドウ。
豆を出したサヤを笛にしたり、出した豆でおままごとができる優秀な雑草です。

乾燥させて仔うさぎのエサとしても役立ちます。
(仔うさぎにはマメ科がおすすめだそうです)

この草も繁殖力が高いので、豆が落ちる前に抜き取ります。

乾燥させる前にモグモグ

小さめのオオバコ

少しですが小石の隙間からオオバコも生えてきます。
子ども達の遊びで、二人がそれぞれ茎を持ち、クロスさせて引っ張り、切れた人が負けというオオバコ相撲もできます。
うさぎも食べます。

良い香りのタイム

ハーブの一種、タイムもどんどん生えてきますよ。
春先にはピンクのお花が絨毯のように一面に咲き、とっても可愛らしいこのハーブ。

お料理にも活躍するらしいのですが、おしゃれな食卓とは無縁の我が家ではほとんど鑑賞用です。

うさぎに一日数本あげると、消化器系に疾患がある場合特に良いのだとか。
くまき家のうさぎ『きなこ』も喜んで食べています。

大きなビワの葉

草ではないですが、『きなこ』にはビワの葉もあげています。
我が家にはビワの木は植えていないので、よそのおばちゃんの畑から分けてもらいます。
快く分けてもらえるのもこの辺りの良いところ。

こちらも乾燥させてハサミで切って食べやすくしておやつ用に。

※くまき家のうさぎは、主に市販の牧草やペレットを食べています。
野草は本などを参考にしながらおやつ程度にあげています。
うさぎによっては合わない場合もありますのでご注意くださいね。

左がビワの葉、右がカラスノエンドウ。

毎年恒例!桑の実採り

そして、この時季毎年楽しみな行事が桑の実採り。
梅雨に入る少し前にゆかいな仲間たちからお誘いがかかり、娘も一緒に出掛けます。

虫が苦手な私たちくまき家の母娘。
木の上から落ちてくる虫、桑の実に付いている虫にギャーギャー大騒ぎしながら必死に採ります。
くまVS虫の闘いです。

収穫した後、我が家では口当たりが良いように桑の実の中の芯を一つ一つ取り除いてジャムにします。

今年はジャムの小瓶が四つできました(一つ食べてしまった後です)

自然観察会

カキドオシの葉っぱは天ぷらに

今年4月に参加した、NPO法人但馬自然史研究所主催の『ときめき自然観察会』では、野草や野鳥、昆虫などの豆知識を教わりながら、よもぎや葛、カキドオシやイタドリなどを摘んで歩き、手作りのロケットストーブなどを使ってよもぎ団子や野草の天ぷらを作り、みんなで一緒にいただきました。

ロケットストーブって、一斗缶を二つ繋いで作ることができるストーブです。
枯れ枝などが燃料で、上がコンロのように作られていてお湯を沸かしたり、料理もできる優れもの。
くまき家にも1台あるんですよ。

使い込まれたロケットストーブ

よもぎ団子、イタドリのジャム、桜のパンケーキ

優しい春の味のよもぎ団子や、甘酸っぱさが特徴のイタドリジャム、塩漬けの桜の花びらをのせて焼いた塩味のパンケーキは見た目よりもフワフワで子ども達にも大人気でした。

小さな子からおばあちゃん世代の方まで幅広い年代の参加者。
ほとんどの方が初対面なのにあっという間に仲良くなれるのが自然の良いところだと私は思っています。

豊岡で生まれ育った私は、子どものころ近所の山が毎日の遊び場で、誰に教わることもなく色々な野草を口に入れたり、シロツメクサのかんむりやタンポポの指輪、葉っぱの笛などを作って遊びました。

昔と今はもちろん違うけれど、但馬で暮らす人間だからこそこの地ならではの良さが分かり、草木や生き物の声に耳を傾けることができ、この豊岡の素晴らしい自然を守ることに繋がっていくのだろうなと感じながら、小さな小さな我が家の庭の雑草をもくもくと抜く作業は、一見地味ではあるけれどお金では買えない本当に大切な時間なのではないかな、と思うのでした。

この記事を書いた人

くまき家

豊岡市出身、豊岡高校卒業後、京都や神戸で過ごし18年前にUターンした妻。
結婚を機に尼崎市からIターンした夫。
小学生の娘、中学生の息子、うさぎ。
豊岡の四季を愉しみながらのんびり暮らす4人と1羽の家族です。

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