豊岡へUターンの岡田家妻、田舎暮らしあるある 2018春~その1~

こんにちは。
豊岡に家族とUターンしてきました、フリーランスWebデザイナーの岡田です。

昨年3月にUターンしてから、あれよあれよと、豊岡暮らしも1年が過ぎてしまいました。本当にあっという間、時間が経つのは早いですね。

そんな豊岡暮らしの中で、

「え~、そうなん!?」

と、大阪に住んでいたときとは違う「田舎暮らしスタンダード」、いや「豊岡スタンダード」に驚くことがある、我が家の妻。

妻は、大阪で育ちましたので都会っ子です。
そんな都会っ子が、田舎の豊岡に移住してきたものですから、いろいろと勝手が違うことがあるようです。

この一年、豊岡に住んでみて感じた、都会(大阪)とは違うことを、妻に聞き取り調査したり、日々観察する中で「!?」となっている仕草を汲み取ってみました。

では、いってみましょう。

「隣保(りんぽ)」ってなんですか?

私は幼少期に聞き覚えのある言葉だったので特に違和感はなかったのですが、妻は初めて聞く言葉だったようで、「隣保ってなによ?」と首をかしげておりました。

「隣保」を辞書で引いてみると、「となり近所。近所の人々や家々。」とあります。

住んでいる家の周り数十軒がグループ分けされているんです。
「●●区第8隣保」みたいな感じで。

ハガキ等に書く正式な住所には反映されません。
同じ地区内で呼び合うものです。

この隣保単位で、いろいろなことが決まっています。
例えば、回覧板を回したり、草刈りや溝掃除、年末の忘年会なども隣保ごとに集まって行われるところがほとんどです。

また、隣保ごとに「隣保長」という代表者がいます。
これは、1年ごとに変わる当番制。
うちもあと何年か後には回ってきます。

入区費・区費

隣保が地区の最小単位だとすると、その上に「区」というのが存在します。
大阪には「北区」「中央区」などがありますよね。
豊岡の「区」は、それとは全く違い、もっと小さなものです。
場所にもよりますが、正式な住所には反映されません。
ちなみに、こちらの区にも「区長」という代表者がいます。

引っ越してきて住み始めるときに、住む地区に「入区」させてもらうために、「入区費」というお金が必要です。
住む地域によって異なるそうなのですが、だいたい30,000円~200,000円くらいらしいです。
これは最初の一回だけ。

そして毎月、「区費」というお金が必要です。
こちらも住む地区によって異なるそうなのですが、だいたい2,000円前後らしいです。
持ち家と賃貸で少し費用は異なる場合もあります。
中には、隣保費としていくらか徴収しているところもあるとか。
毎月のことなので、支出として計算しておかなければなりません。
私の地区では、毎月、隣保の担当の方が集金に来られます。

この入区費と区費は、公民館の管理費やゴミステーションの管理、地区での行事などにあてられます。

あと、区の中で入院された方がいれば、お見舞金としていくらか支払われることもあります。

ゴミの分別が細かい

こちらは豊岡市全体の話ですが、ゴミの分別がものすごく細かいです。
分別はざっくりと11パターンくらいあります。
詳しくは豊岡市のホームページ「平成28年4月からのごみの出し方」をご覧ください。

大阪に住んでいたときにも分別はありましたが、ここまで細かくはありませんでした。

引っ越してきたときは、引っ越しのゴミがたくさん出て、どれがどれで、これは何曜日しか出しちゃだめで、これは来月まで出されへんやん!ということがありました。

でも住んで1年もすれば、もう分別はお手の物。
家で出るゴミの種類はだいたい決まってきますし、プラスチックの容器やペットボトルは、近所のスーパーで常時収集箱が設けられていたりするので、慣れれば問題ないです。

あと、ゴミは収集日当日の朝に、専用のゴミ袋に出さなければなりません。
もちろん分別ごとに専用のゴミ袋があります。

前日の夜とかにゴミステーションに持っていくのはダメです。
必ず収集日の朝に出さなければなりません。

私達が住んでいたころの大阪市は「透明なゴミ袋」という指定だけで、分別ごとにゴミ袋はありませんでした。

このゴミ袋、ちょっと高いんです。
たとえば、一番よく使う「燃やすごみ」の袋は、大袋(45リットル相当)が10枚入りで500円、中袋(30リットル相当)が10枚入りで350円、小袋(20リットル相当)が10枚入りで250円します。
豊岡市さん、もうちょっと安くなりませんかね…。

こちらも詳しくは豊岡市のホームページ「指定ごみ袋、指定ステッカーの種類と処理手数料」をご確認ください。

 

宅配業者が来る時間が早い

そして、子どもたちを学校に送り出した後、朝のひとときをのんびり過ごそうかなぁ、と思っているくらいに「ピンポーン」とチャイムが鳴るんです。

宅配業者が来るのが早いんです。
早ければ、8時台にやってきます。
大阪にいたときは、早くても9時は過ぎてました。

そんな早くに来るもんだから、人に会う格好にもなってなくて、ドタバタしたものです。

全体的に、こちらの方たちは生活リズムが1時間早いように感じます。
そんな我家もすっかり朝方生活。

自宅で仕事をしているので、夜中から朝方まで仕事して…、という超夜型だったのですが、今では早寝早起き。
健康的で良いです。

晴れの日が少ない

それから、豊岡は兵庫県の日本海側にあるからなのか「体感的に」ですが、大阪よりも晴れの日が少ないように感じます。

近畿圏の天気予報を見ると、だいたい兵庫県北部は「くもり」または「晴れのちくもり」という表記が多いような気がします。

家を建てるときに、太陽光発電をつけるかどうか迷ったのですが、住宅メーカーさんから「豊岡は晴れの日が少ないし、日照時間が短いから、元を取るのにかなり時間がかかりますよ」と言われて断念しました。

「今日も曇りだから、洗濯物がなかなか乾かんわ…」と妻もブツブツと言っています。

あと、季節によっては晴れの予報でも、豊岡はよく霧が発生するので、午前中10時くらいまでは太陽の光が弱いことがあります。

灯油を買う

我が家では昨年、Uターンして初めての冬を迎えました。
豊岡は関西でも有数の積雪地帯。

そんな雪国では、灯油ストーブ or 灯油ファンヒーターが必需品。
エアコンでもいいのですが、ずっとエアコンというのも電気代がかかりますし、足元からジーンと暖かくなるのはやっぱり灯油ファンヒーターだと思います。
※電気代と灯油代、どちらが安い、高いという問題は一旦置いておきます。

我が家も、豊岡にUターンして灯油ファンヒーターを購入しました。
なので、冬の間は家に灯油をストックして置かなければなりません。

妻からすると、「灯油ってどうやって買うの?」でした。

ポリタンクを購入して、それを車に積んで近所のガソリンスタンドやホームセンターまで灯油を買いに行きます。
1リットル、だいたい70円前後。60円台なら「安い!」とテンションがあがります。

お年寄りだけのお家もたくさんあるので、灯油を配達してくれるホームセンターや業者さんもいます。

方言がおもしろい

お年寄りと言えば、豊岡には独特のイントネーション、言葉の使い方があります。

「あのなぁ~あ」「そしてなぁ~あ」と言葉の語尾を「なぁ~あ」と伸ばして、最後の「あ」が上がるのが特長の一つです。

あと、「行きなる」「仕事しとんなる」「帰んなる」「食べなる」と、言葉語尾に「なる」とつきます。この場合は、「行かれる」「仕事しておられる」「帰られる」「食べられる」と少し丁寧な言い方です。

特に、実家の両親、祖母が話している言葉が、全くわからないことがあるそうで。

例えばこんなの分かります?

「ま~や~、こーじゃげーになって!」
【訳】あらぁ、かわいくなって!(小生意気、という場合にも使われることがある)

「ぎょーさんげーになぁ~、ほんて、ふがわりーわいや!」
【訳】大げさに、本当に腹が立つわ!

「なんだいや、てしょーがめげとる。」
【訳】え?何?お皿が割れてる。

「おっとろしゃ!」
【訳】怖!(びっくりしたときに思わずでる単語)

ちょっと濃い目のばかりですが、あげればきりがありません。
妻は「???」となりつつも、笑ってくれてます。

あと、「うる星やつら」のラムちゃんばりに、言葉の最後に「だっちゃ」とつくことあります。

「そうだっちゃ!」
【訳】そうですよ!

「やるっちゃ!はや行けっちゃ!」
【訳】やるから!早く行って!

豊岡にUターンしてすぐに、娘は小学生になりました。
1ヶ月も経たないうちに、娘は「明日なぁ~あ、○○ちゃんちになぁ~あ、遊びに行ってもいい~?」とか「これ、なんだいや!?」と豊岡弁を話すようになり、「なんか違う…!」と妻は苦笑いしてました。

豊岡が地元の私にとっては、そんなに気にならないことばかりですが、それに一つひとつ反応している妻の様子が面白いです。

こういう細かい、豊岡ならではのことに注目しながら暮らすのも楽しいですよ。

娘の話し方や言葉が、どんどん豊岡弁になっていくのも笑えます。
ほんと、子どもは馴染むのが早いです。これも成長の一つだと思っています。

私も日々、妻と娘を観察しておきます。
「田舎暮らしあるある」シリーズはまだまだあるので、また次の機会に。

ではまた。

この記事を書いた人

岡田将嘉

フリーランスのWebデザイナー。高校卒業後、大阪のコンピューターの専門学校でパソコンについて学び、就職した制作会社でDTP、グラフィックデザイン、Web制作に従事。アトリエムース設立のため2010年に妻とともに独立。2017年3月に大阪から地元の兵庫県豊岡市に拠点を移し、妻と子ども二人の育児と仕事を両立しながら田舎暮らし満喫中。

https://atelier-moose.com/

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