飛んできたローカル豊岡 もうすぐ移住一周年!
勝手に豊岡観光大使の峯村夫妻です
2018年10月19日
豊岡市役所に転入届けを出し、晴れて豊岡市民になりました!
峯村純一・一栄です。
もうすぐ移住1周年を迎えます。
峯村純一と“河合美智子”です。
と言ったほうが分かりやすいでしょうか?
念願かなって市民ライターデビューです!
峯村夫妻という名で記事を書かせていただきます。
みねちゃんみっちゃんと呼んでください。
初回は、妻の“みっちゃん”が担当です。
よろしくお願い致します。
それは永楽館から始まった
私たちが【なぜ豊岡へ移住することになったのか?】
まずは、そこから書いていきたいと思います。
きっかけとなったのは、2015年10月17日。
出石町・永楽館で行われた「歩く人。」というイベントでした。
劇団「歩く人。」初舞台公演「歩くだけで幸せになれる!?」
は、元ラグビー選手で現在はプロコーチである大西一平さん主催の
「歩いて健康を維持することの大切さをPRしていこう」というイベントです。
私、河合美智子は、俳優の野村宏伸くんと芝居仕立てで簡単に出来る体操などを紹介しました。
このイベントのために、二泊三日の日程で訪れるという豊岡市。
城崎温泉に宿泊し、出石町・永楽館で公演とのこと。
でも正直、豊岡という名前を聞いたのはその時が初めてでした。
実は、どの辺に位置するのかもよく分かっていなかったんです!
海外でもないのにトランジット!?
イベント前日の早朝。
羽田空港に集合し飛行機で伊丹空港へ。
国際線でもないのに乗り換えるということで
空港の端っこまでずいぶん歩かされた記憶があります。
そして飛行機の登場!
プロペラ機に男性陣がビビるなか(笑)
私はワクワクしてこんな写真を撮りました。
普段の私なら、飛行機に乗ったら離陸するのも待たずに寝るはずなんです。
でもこの時は、飛んでいる間中ずーっと窓にへばりついて景色に見入っていました。
今思えば、最初から心惹かれていたということでしょう。
当時ガラケーだったこともあり、写真を撮る習慣がなかったんですね。
だから使えそうな写真がほとんど残ってなくて、もどかしい…。
そんな中、こんなものを発見!
どこを切り取っても絵になる豊岡で、あえて駐車場の看板。
あまりの安さによほど驚いたんでしょう(笑)
おっと、話が逸れました。
本題に戻ります。
ここが運命の場所
こちらが永楽館の楽屋。
舞台の上にあって、とても不思議な空間。
永楽館の見学をすれば誰でも入ることのできる部屋です。
客席から見るとこんな感じ。
普通、芝居のときは幕で見えないようになっています。
でもこの時は、おもしろいからこのままでいこうということになりました。
開場前からこの楽屋で支度を始め……
開場後お客様が入って来る間もの~んびり過ごし……
開演したらここから階段を降りて芝居を始めるという演出に。
この楽屋で過ごす時間がですね、ものすごく心地良いんです。
ずっと昔からここにいたような錯覚に陥り、安心感に包まれてとても落ち着く。
『もうここに住んじゃいたい……』って思いました。
永楽館という場所は何というか……とてもよい“気”で満たされているんです。
ここにいるだけで魂が浄化されるような。
下手なパワースポットより、よっぽどパワースポットですよ、ホント。
そして公演が終わり、城崎温泉での打ち上げ!
その時、中貝市長に豊岡のまちづくりについて伺いました。
それを聞いて「絶対、住みやすい所だ!」と確信を持つわけです。
極めつけは、行く先々で出会う豊岡の人たちですね。
思いやりがあって優しくてあったかい。
丁度いい距離感がまた堪らない。
人見知りの私が頑張らなくても普通に楽に話せるんですよ。
とても自然体でいられる。
一応、芸能人の端くれ。
素晴らしいとされる場所にはいろいろ行かせてもらっています。
確かにどこも素敵なところばかり。
でも、住みたいと思った場所は豊岡が初めて。
これはもう、運命という以外ないでしょう?
それで東京に戻ってすぐ、当時は婚約者だった峯村に「私、移住する!」と宣言します。
しかしあまり本気にしてもらえず、うやむやのうちに玉砕。
それでも神は私を見捨てなかった!
ひと月も経たないうちにこんなオファーをいただきました。
朝日放送の旅番組
『朝だ!生です!旅サラダ』への出演です。
どこに行きたいですか?の問いに、答えはもちろん城崎温泉・出石町!
すると城崎温泉はこないだ放送したばかりだから
違うところをと言われてしまいます。
しかし「えーっ!住みたいと思っているくらいなのに?」
と豊岡愛をまくし立て、ついに城崎温泉・出石旅行をゲット 。
再び訪れた豊岡は、冷静に落ち着いて考えてみてもダメなところが見つからない。
「ここしかない」との確信をさらに深めることになりました。
ということで帰京してすぐに峯村への二度目のプレゼン!
しかし、またも“けんもほろろ”に諭されてしまいます。
「仕事のことを考えたらすぐは無理でしょう。
僕は行ったことないんだし、まずは旅行してさ。
それで移住はもっとゆっくり、老後の楽しみにすれば?」
うぐぐ。
まあ、これには私も納得するしかなく再び断念。
還暦を迎える頃の夢になるのかな?と思った矢先……。
2016年8月13日脳出血を発症!
私は本当にラッキーで
すぐに気づいて救急車を呼んでもらって
命に別状はなかったけれど
身体の真ん中からきれいに半分だけピクリとも動かなくなって
一つ間違えば死んでいたかもしれなくて………
そんな経験をすると、人生観というのはガラッと変わるものなんですね。
それまでの自分は、こうしなければいけないという思い込みで
狭い世界に縛られていたと気がついたんです。
選択肢はたくさんあるにも関わらず
自分で勝手に一つに絞って苦しんでいたんだなぁと。
5ヶ月間の入院を経て退院した2017年は
仕事への復帰とリハビリの日々であっという間に過ぎ……
少し落ち着いて考えられるようになった2018年6月。
「豊岡に移住するのはどう?」という私の問いに
峯村の答えは「いいねえ」でした。
彼もまた、自然に受け入れられる気持ちに変化していたらしいです。
移住したいんですけど、どうしたらいいですか?
そこからは早かった!
「歩く人。」のとき頂いた名刺を引っ張り出して豊岡市役所に電話。
最初は驚かれましたけど﹙笑﹚
すぐに移住に関する冊子が届きました。
これが可愛くて分かりやすい。
それと、すごく有り難かったのが…
移住促進支援補助金!
市への移住を目的とした訪問は、宿泊費用を補助してくれるんです。
1年度あたり1人4泊を限度に、1泊あたりの上限は大人(13歳以上)1人3,000円、子ども1人1,500円。
さらに、住居を探す際には
市役所の方が同行してくださるのでとても安心でした。
とにかく豊岡にいらっしゃい
とにかく私の言いたいことは、一度来てみてくださいってことです。
豊岡というまちは、何かを成し遂げられる場所だと思っています。
夢が叶うまち、豊岡へぜひいらしてください。
憧れの豊劇で映画上映
私も一つ夢が叶いました。
憧れの豊劇で私の出演する映画が
上映されることになったんです!
『ママ、ごはんまだ?』
脳出血で倒れる半年前に撮影した映画です。
初日舞台挨拶に登壇することを目標に
リハビリを頑張った、思い出深い作品です。
2019年10月11日~17日まで1週間の上映です。
詳しくは豊岡劇場のHPをご覧下さい。
http://toyogeki.jp/
10月14日には
トークイベントもあります。
豊岡移住一周年記念の映画上映。
これを機会に、豊岡へ遊びにいらしてくださいませ。