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田舎でサラリーマン辞めまして①

こんにちは!

豊岡市で起業して1年半、飛んでるローカル豊岡市民ライターの西垣です。

ずいぶんご無沙汰しております。

この間何をしていたのかというと、実は”新店舗の準備”をしておりました。

この夏、城崎温泉に“書店”を開業いたします。

現在、改装中の店舗です。

今から2年前、
私は豊岡市内のある企業に15年ほど勤務をさせていただいておりました。

大阪の中心地から豊岡市にUターンをしてすぐの事です。

上司・部下にも恵まれ社内で若輩だったにも関わらず管理職に就かせていただき

何不自由のない生活をさせていただいておりました。

自分の仕事が少しでも社会のお役に立てるように頑張りましたし

個人として出世欲もあり最終的には経営者としての道もあり得るのではないか?

サラリーマンとしてこの人生を全うしよう!

そう思いながら働かせていただき本当に恵まれていたなと思います。

楽しかったしやりがいもありましたね。

そんな頃友人との会話の中でこんな事を言われました。

「自分の人生を会社に預けちゃうのってリスキーな事だよ。
会社がいつまであるか分からないのだから」

会社員をやめて起業した友人に言われたその言葉は

あまりにもショッキングでした。

”自分で稼げる力をつけていかないと将来かならず困る時が来る”

自分の考えが少しつ変わり始めた瞬間でした。

そしてそう時間はかからずその日はやってきました。

勤めていた会社内で大きな変化が起こることが分かったのです。

詳しくは書けませんが自分のこれからの働き方を
大きく方向転換する必要が出てきました。

会社内で新しい部署に移るか

それともこのタイミングで会社を辞めるのか。

私はその瞬間にサラリーマンを辞める事を選択するのです。

まさか自分がたこ焼き屋で起業するとは!

数か月後の2016年10月頃、私はたこ焼きの移動販売を経営していました。

自分で稼ぐ力をつけなくては…と思っての行動でした。

そういえばいろんな人に言われました。

「何をしとるんだいや??(どうしちゃったの?という豊岡弁)」

当然です。この前まで管理職にあった人間がたこ焼き屋さんになっているのですから。

会社を辞め、事業を立ち上げようとした時に、一つだけ決めていた事がありました。

「いつか自分で書店を開く。」

会社に勤めていた時、私は書籍、CDやDVD、ゲームを売るという仕事をしていました。

しかし本や音楽・映画という商品の性質を使って自分のしたい事と社内の考え方とのギャップ、

書店業界という保守的な文化、

そしてサラリーマンという枠組みを窮屈に感じていたのも事実でした。

初期投資などの高いハードルはあるけどもいつかは自分の書店を作る。

そんな目標を掲げて、低予算で始められる移動販売型の店舗を経営する生活をスタートさせました。

そしてその1年後、地元の金融機関が主催するビジネスプラン発表の場で、

 

本屋開業のプランをプレゼンする機会を得ることができました。

地域クラウド交流会(豊岡)

 

地元の金融機関が主催するビジネスプランを発表する大会にプレゼンターとして選ばれました。

移動販売型のたこ焼き屋という仕事からいあまりにも仕事の内容が変わったために、

「どういう事だ?」といろいろ聞いてくる人はたくさんおられました。

地方でも都会でも同じかもしれませんが、豊岡では少しでも変わった事をすると、とにかく目立ちます。

突然知らせが届きこの大会に挑戦する事が決まったのです。

そしてこの大会でビジネスプランを発表させていただいた事がきっかけとなり、

たくさんの方に豊岡の空き店舗や不動産の紹介していただいたり金融機関の方のアドバイスを受ける事が出来ました。

そして今回の書店開業につながったのです。

 

 

たまにサラリーマン時代が懐かしくもなりますが

 

ひとまず今日はこのあたりで。

次回は地方で起業してみて実際にどうだったのか?

その様子を少しでも紹介できればと思います。

では、また。

この記事を書いた人

西垣崇史

兵庫県城崎温泉出身。高校卒業後に大阪で映像を学ぶ。
ITインフラが地方でも普及した事で”都会と地方の距離が無くなった”と感じUターン。
市内企業の勤務を経て2016年に「人が集まる場所を作る」をテーマに個人事務所を設立し独立。
飲食と宿泊機能を持つ書店「BookStore iChi」の経営の傍ら株式会社EVAの代表取締役を務める。プロデュースした短編映画「桜が咲く頃 交わした約束は、」がマドリード国際映画祭で外国語最優秀短編映画賞を受賞。

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