豊岡「夏のインターンシップ」仕事・体験マッチングフェアに行ってきたよ!
こんにちは。
豊岡市で家具と彫刻の工房2B worksをやっている美藤 圭です。
詳しくは、市民ライターの岡村直昭さんに書いてもらったこちらの記事をご覧ください。
2度目の豊岡へUターン。彫刻に生きる若手作家「2B Works」美藤圭さんの移住の仕方
豊岡に限らず、地方への移住でよく言われる、「田舎には仕事が無い」というフレーズ。
確かに人口比率から考えても都会ほどたくさんは無いかもしれないけど、豊岡市にも仕事はたくさんあるよ! 本当に!
むしろ若い人材は引く手数多なのになぁ……
というか豊岡にUターンで帰ってくる人や移住を考えている若い人ってどこで情報得てるんだろう?
皆どんなふうに就職活動してるの?
と疑問に思っていたらなんと、
豊岡の企業のインターンシップマッチングフェアというものがあるらしい……!
しかも大阪で!
ここに行けば都会に出て行った若い人たちの就活事情が聞けるかも!
はいこれ。どどーん!
【夏のインターンシップ 仕事・体験マッチングフェア!】
- 日時 8月22日(木) 13:00~16:30
- 場所 大阪 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー8階
豊岡市内に事業所を置く但馬(たじま)地域の20社が出展されるようで、主に関西圏の大学・短大・専門学生を対象に向けて宣伝し、事前応募数は20人とのこと。
※但馬地域:兵庫県北部エリアのこと(豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町)
実は僕、過去に勤めた会社はすべて飛び込み面接の中途採用だったため、いわゆる就活フェアやインターン実習的なものを経験したことがなく、興味本位で同行させてもらいました!!
うおーーー楽しみだーーー!
大阪梅田に但馬の素敵な20社が集結!!
開場1時間前。
会場に着くとすでにブースの準備の真っ最中。
各企業の担当者さんたちが自社の事業内容や社会的な取り組み、企業風土などをPRすべく準備をされています。
各ブースで映像や自社製品など資料を広げて学生たちを迎えます。
ちなみに受付はこんな感じ。
会場に来た学生は受付でエントリーシートを記入すると、こちらのパンフレットを渡されます。
各企業の採用情報やインターンシップで体験できる内容が書いてあり、気になった企業にチェックを入れ、ブースへ行って詳しく話を聞いたり、インターンシップの申込みもできます。
開場10分前、早速学生さんたちがやってきましたよ〜〜〜!
いらっしゃいませ!
受付を済ませ会場に入ると、すぐにカフェスペースがあります。
相談の合間にゆっくりコーヒーを飲みながら各企業のインターン情報に目を通し、更に話を聞きたい企業に目星を付けます。
市役所の職員さんも気さくに話しかけてくれるので、学生さんたちも少し緊張が和らいだ様子。
カフェスペースには各企業のパンフレットや豊岡市の移住・定住促進に関する資料も置いていて、就職後の生活についても情報がたくさん。
もちろん我らが「飛んでるローカル豊岡」の冊子もありますよ!
お! 早速読んでくださっている!
ありがとうございます!!
続いてブースへと足を運びます。
うんうん、真面目に聞いてますなぁ……(当たり前か)
こういう映像、ニュースでよく見るやつや……
真剣に話を聞く学生を見ながら、自分も少しだけ大学生気分。
新鮮ですなぁ……
このあと少しずつ人数が増えていき、会場は盛り上がってきました。
マチリクって何?
会場では「マチリク」というブースも出ていました。
マチリクとは、
「“若者に期待する地域・行政”と“そのマチの企業”、“リクルートキャリア”がタッグを組んで、マチぐるみで人を採用し、地域に根ざして働き続けられるよう定着までを支援するプロジェクト」
だそうです。
但馬地域の企業が合同で会社見学ツアーや新入社員研修などを実施していて、就職後の横のつながりを大切にしている取り組みだそうです。
知らんかった〜。
出展企業さんに質問してみた
【美藤】
「こんにちは。例年に比べて今年は応募状況ってどうですか?」
【A社担当者さん】
「うーん、正直なところ、応募人数は年々減ってるんだよねぇ。今は売り手市場だから、今回のようなイベントにたくさん出展していろんな人にアピールするんだけど、皆さんそれぞれ30社から40社、多い人では60社以上エントリーしている人もいるから、説明会にはたくさん集まっていたとしても、実際に最終選考になると来てくれる人はごくわずか。それまでに他の企業に決まってしまうと、採用予定人数に満たないことだってあるよ。」
【美藤】
「なるほど……、だからわざわざ遠くても出展するんですね。」
【A社担当者さん】
「そう。直接会って話せる機会ってとっても大切なんだよ。会社って企業情報の文字だけでは見えない仕事がたくさんあるし、直接お話して社風や企業風土なんかも知ってほしい。希望する職種も大事だけど、仕事って結局“人”だと思うから。この人と一緒に働きたいって思ってもらえたら嬉しいね。」
確かに……
一概に旅館業とか鞄製造業といっても、
中に入ってみればいろんな仕事があるだろうし、
自分に合った職場って、人間関係次第でいくらでも楽しさや、やりがいを感じることができる。
これは是非ともいろんな人と喋って貰わないと!
学生さん! せっかく来たんだから!
ということで、カフェスペースで休憩中の学生さんにも話を聞いてみた。
学生さん!どうだい、豊岡で働くってのは?
【美藤】
「こんにちは! 僕、飛んでるローカル豊岡編集部という団体で豊岡の記事を書いている者なんですが……、緊張してる?」
【学生さん】
「緊張しますよ……。ひとまず2社、お話を聞きに行ってきました。」
【美藤】
「だよねぇ……伝わってくるよ。君は今就職活動してて何か不安な事ってある?」
【学生さん】
「ん〜〜……たくさん情報がありすぎて、何を基準に選べばいいんだろうって思います。お兄さんは就職したとき決め手って何でしたか??
給料? 職種? 地域?
あと僕、自分がちゃんと就職出来るのか不安なんですよ……。あまり自分に自信がないから……。
たとえ就職できたとしても、クビになったりとかしないかな……とか。」
【美藤】
「うーん……そうかぁ。けどね、最初からバリバリできる人なんていないよ。
僕なんかアレだよ!
会社員時代は寝坊してよく遅刻してたけど何とかなってたよ!(あれ? これフォローになってる?)
給料も職種も大切だけど、結局は人だから!(受け売り)
とにかく今日はせっかく来たんだし、たくさん喋ったほうがいいよ。いろんな会社の人と話してみて興味が出てくることだってあるかもしれないよ。」
【学生さん】
「あ、ありがとうございます……」
いろんな学生さんに話を聞いていくとほとんどが但馬出身の人で、
「なぜ地元に戻ってこようと思ったの?」と聞くと
“最近メディアにもよく出ていて楽しそう”とか、
“最近城崎温泉や演劇で盛り上がっている”という印象かららしい。
中には、豊岡に一度も来たことがないけど大学の掲示板のポスターを見て参加したという方もいた。
兵庫の上の方が面白そう、という興味があったそうだ。
ハローワークやネットの就活サイトでも情報は出ているけど、実際に社員さんにその会社について詳しく聞いたり、インターンシップで仕事を体験したりできると働く実感も湧くし、ここで働きたい! って言う決め手になる。
自分で働き、暮らすって、社会に飛び込んでみないとなかなか実感が沸かないけれど、豊岡の居心地の良い環境や、演劇や観光に関する市の先進的な取り組みを踏まえても、試しに豊岡に住んでみるってのは楽しいと思う。
もし今就職で迷っている学生さんで豊岡を選択肢に入れているのであれば、今年度開催される下記のイベントに是非行ってみてほしい。
あなたにピッタリの働く場所に出会えることを祈っています。
【企業研究会&交流会】
- 日時 2019年11月16日(土)13:00~16:45
- 場所 阪急梅田ホール9階
【Uターン就職・転職相談会】
- 日時 2020年1月4日(土)、5日(日)9:00~17:00
- 場所 豊岡稽古堂
【兵庫県北部合同企業説明会】
- 日時 2020年3月12日(木)12:45~16:45
- 場所 グランフロント大阪 北館地下2階 コングレコンベンションセンター
因みに……
今回の取材は但馬空港から飛行機で行きました。
夏休み中ということもあり、想像以上に込み合っていてビックリしました。
小さなプロペラ機ですが、伊丹空港まで40分で着いてしまうという頼もしい機体でした(車だと2時間かかる)。
30歳過ぎると移動の楽ちんさが身に染みますね。