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デジタルマーケティング講座で、自分の可能性に目覚めた!

コロナ禍で変わる「働き方」

新型コロナウイルス感染症は、私たちの社会を変えました。なかでも大きく変化したものの一つが「働き方」です。「仕事は毎日会社に行ってするもの」という常識は音を立てて崩れ「在宅ワーク」「リモートワーク」が当たり前になってきました。おそらくこの動きは、コロナ禍が収束した後も元に戻ることはないでしょう。もちろん仕事の内容にもよりますが「在宅でできる仕事をするためにわざわざ通勤時間をかけて会社に行く必要はない」という認識は日本の社会にすっかり定着したと思います。

この変化には「感染防止」以外にもう一つ大きな意味があります。それは「働く人が自ら時間をコントロールする働き方を選べる」ということです。例えばこれまで子育てに専念していた人が「子どもが幼稚園に通い始めて時間ができたからもう一度働き始めよう」と考えたときに、従来であれば「パート」という働き方しか選択肢がなく、おのずと業種も限られていました。ただでさえ短い「使える時間」のいくらかを通勤に使う必要もありました。しかし、在宅ワークが一般的になれば、職業選択の可能性は大きく広がります。

もちろん、在宅ワークをするためには、最低限のデジタルツールに関する知識が必要です。しかも「在宅ワークで可能性が広がる」仕事として親和性が高いのが、デジタルやWEBに関する業務であるのは間違いありません。裏を返せば、仕事を探す人にとっては「ネットの使い方やデジタルマーケティングのスキルを身につければ、仕事をできる可能性は無限に広がる」ということです。さきほどは子育て中の方を例に挙げましたが「事情があって会社を辞めた人」「定年後のシニア」など、性別や年齢を問わずデジタル知識を身につけることで、自分の能力を活かせる職を得られる可能性は高くなることでしょう。

デジタルマーケティングの職業訓練コース

但馬技術大学校(豊岡市九日市上町) 優れた技術者の育成のために、1983年に設立。

そんな「デジタルマーケティングの知識を習得して再就職に役立てたい」と考える求職者のための職業訓練コースが、この春兵庫県立但馬技術大学校から株式会社ノヴィータに委託され、開講しました。3か月間の講座で、受講条件を満たした人であれば、職業訓練として無料で受けられます。原則オンデマンド方式で都合のいい時間に受講することができますが、平日は毎日3時間、オンライン会議ツール「Zoom」での講義も行われています。

実際のZoom講義風景。リモートでも楽しそう…

Zoomはビジネスツールとしてもよく使われるため、この使い方に慣れることは受講の際だけでなく就職後のリモートワークの必須スキルともなります。
運営している株式会社ノヴィータは、東京都新宿区に本社を置くIT企業です。講義内容は「インターネットの仕組み」にはじまって「デジタルマーケティングの基礎」、また、スプレッドシートやGoogleドライブなどのツールの使い方など。さらに後半の講義では「SNSマーケティング」「リスティング広告」などの実践のほかに、オンライン面接の受け方のカウンセリングまであるという、とても盛り沢山で中身の濃い内容です。
総講義時間は167時間で、そのうち月に3回程度、実際に集まって対面で行われる「スクーリング」という講義があります。

今回は、6月29日に行われたスクーリングを取材しました。

この日は、受講生7人全員がノヴィータの豊岡オフィスに集まり、まず取り組んだのは「ビジネスモデルキャンバス」という自己分析シートの作成です。就職活動にあたって「自分の強みは?」「支援してくれる人は?」「その会社や顧客とどんな関係を望む?」などの項目を整理して記入することで、自分の中に漠然と浮かんでいた「やりたいこと」が明確な輪郭を伴って浮かび上がってきます。同時に、プレゼン資料を作成する訓練も兼ねています。さらにその合間には別室で一人ずつ、オンライン面接を受けるための指導も行われていました。

オンライン模擬面接の研修中

7人の受講生は、30歳代から60歳代までの男女。講座を受けた理由も「子育ての合間にできる仕事に就きたい」「これまでのキャリアを生かした情報発信をしたい」「もともとWEB系の仕事をしていたがしばらく離れていたので、スキルをアップデートしたい」など様々です。

講師も「在宅ワーク」で働くママ

講師の松木紅美子さん

「みんなホントに熱心で、ほぼ欠席される人はいません。学びに貪欲ですし、なにより学ぶことを楽しんでいらっしゃいますね」そう話すのは、豊岡オフィスで講師を務める松木紅美子さん。自身が「働ける時間だけ、スキルを活かした仕事を在宅でおこなう」というスタイルを実践されています。豊岡出身で、大阪の企業に就職。結婚・出産を経て豊岡へ戻ってきました。子育てが一段落したためWEB制作会社で働き始め、今年からノヴィータの豊岡オフィスで働いています。この講座の講師を務めると同時にノヴィータのマーケティング実務・分析などの仕事も担当していますが、講座のスクーリング以外の仕事は全て在宅で行っています。
在宅ワークの最大のメリットは「限られた時間で効率的に仕事ができる」ということですが、松木さんはもう一つ大きな意味があると言います。それは「自分が仕事をしている姿を子どもに見せられる」こと。たしかに、自宅を店舗にして自営する家庭以外では、なかなか親の働く姿を子どもに見せることはできません。働く親の姿を子どもが日常的に目にすることは、確かに「子育て」という観点からも有意義なことだと思います。

 

運営する会社の代表は、実は豊岡出身

ノヴィータ・小田垣栄司会長

この講座を運営している株式会社ノヴィータの代表取締役会長・小田垣栄司さんは、実は豊岡市日高町の出身です。東京学芸大学の教育学部総合システム学科で学び、在学中に起業した小田垣さん。2006年のノヴィータ創業後はWEB広告の制作会社として成長し、今ではデジタルマーケティングの手法を使った「企業と人」「メーカーと消費者」など様々な分野のマッチングに業態を拡大しています。ただ、小田垣さんによると「社会のいろいろな所にデジタルが浸透してきたから、結果的に仕事の領域が広がっただけ」なんだそうです。そして「デジタルに付いて行かないと社会に置いていかれるように感じている人が多いですけど、そんなことはないんですよ。デジタルというのは、あくまでもツール。ネットを使うと、生活を『より便利に』『より楽しく』することができますよということを示すのが、私たちの仕事です」と話します。

「誰でも豊岡を変えられる。それを分かってほしい」

「コロナ禍の前から、うちはずっとリモートワークです」と小田垣さん。社内打合せもリモートで…

小田垣さんがノヴィータの豊岡オフィスを開いたのは2018年の暮れでした。現在スタッフは産休中の人も含めて5名で、もちろんすべて地元の人たち。今では自分たちで顧客を持ち、その仕事ぶりは東京本社からも一目置かれています。「デジタルというツールを使えば、豊岡と東京という距離の壁も、働き方の壁も、関係ない。豊岡という街は『変わろう』という気持ちをすごく強く持っているのに、実際にどうやって変えるかという方法論を持っている人はごく一部で、そういう人は周りから『特別な人』と見られがちです。でも、そうじゃない。誰でもできるんです。そういう実感を豊岡の人たちに持ってもらうために、時間をかけて豊岡オフィスを育てていきたい。ゆくゆくは他の地域にもこういった展開を広げていきたいですね」小田垣さんは故郷への思いを熱く語ります。

「ネットは見るもの」から「自分でも発信できる!」へ

この「デジタルマーケティング習得コース」、取材の時点でカリキュラムの4分の3ほどを終えていましたが、受講生みんなが「講義を受けているうちに自分の可能性に気づかされた」と口を揃えて話してくれました。もともとネットは「見るもの」だと思っていて自分から何かを発信することなど考えてもいなかった人たちが、知識を身につけたことで「自分にもできる!」と変わっていったのです。
年齢も性別もバラバラの7人の受講生、とにかくビックリするくらい仲が良く、集まるなり笑顔でおしゃべりに花が咲き「久しぶりのスクーリングでみんなに会えるのを楽しみにしていた」と話します。スクーリング後も話が尽きない様子は、まるで学生サークルのよう。「学ぶことを楽しむ」ことこそ学業成就の近道なんだと、あらためて感じた取材でした。

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豊岡市でも同じくデジタルマーケティングのセミナーを開催予定です。
詳しくは下記をご覧ください。

【働きたい女性のためのデジタルマーケティングセミナー(2021年度)】

案内チラシ

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この記事を書いた人

田上 敦士

城崎生まれ。大学進学で上京し、大阪のテレビ局に就職して30年余り。早期退職して但馬に帰ってきました。
合同会社TAGネット 代表(といっても、社員は私だけです)

http://www.tag-net.work

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