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【豊岡で起業!第3弾】One’s bouquet(ワンズブーケ)さんに取材に行ってきました!

みなさんこんにちは。2019年、都市部から生まれ故郷の豊岡市にUターンしたえりかです。

豊岡で起業シリーズ第3弾目の今回は、無店舗型フラワーショップ&スクールOne’s bouquetを開業されたフローリストの垣口さんを訪ねました。

結婚を機に岡山から移住、出産と子育て、そして起業。沢山の経験をされている垣口さんのお話は、女性ならではの人生経験からくる想いが含まれていて、是非、色んな方に触れていただきたい内容だと感じています。

垣口亜希子さんプロフィール

笑顔がとっても素敵なこの写真は娘さんの撮影によるもの

岡山県倉敷市出身。

大学卒業後、岡山市内の生花店に勤め、結婚を機に豊岡市へ移住。

豊岡市内の生花店に勤めながら、2009年より個人でフラワーアレンジメント教室を開催。

2020年1月に個人事業主として無店舗型フラワーショップ&スクール「One’s bouquet」を開業。

NFD2級、ヨーロピアンフラワーデザイン連盟インストラクター。

現在中学3年生と小学3年生の子育て真っ最中。

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※ホームページは近日中にオープン予定

学生時代にデザインの勉強をしていた垣口さん。就職氷河期と言われていた頃、地元岡山で見つけたのは生花店の正社員募集の求人でした。結婚式やイベントの演出にお花が使われていることから、デザインに通じるものがあるのではと感じ、面接へ行くと即採用。それ以来、結婚で住む場所が変わったり、出産で間が空いたりすることがあっても、ずっとお花の仕事に携わってこられています。

フラワーショップなのにお店がない???

豊岡の中心市街地で開催されたアッチコッチ商店街出店時の様子 ナチュラルなディスプレイが素敵

フラワーショップと聞いて思い浮かぶのは、街の一角にある“お花屋さん”のイメージ。「無店舗型=店舗を持たない」とは一体どう言うことなのか、事業内容について詳しく教えていただきました。

「従来のお花屋さんはお店を構え、お客さんに“来てもらう”のが一般的ですが、私の場合は“行きます”というスタイルです。例えば、子育て中のママさん達が集まっている場所に私が花材を持って出向いてレッスンをしたり、街のイベントがあればそこに出店したり、お母さんが娘さんへ贈られるウエディングブーケの個別レッスンに対応したり。店舗を持たないことで、より自由に活動することができます。

事業内容としては、毎週開催しているフラワーアレンジメント教室の運営。ご依頼を受けて製作するフルオーダー品の対応。親しい方へのプレゼントとしてブーケやアレンジメントをご自身で作っていただくレッスン。季節に応じたワークショップの開催等です。現在はご紹介やInstagramをメインにしたSNSでの告知が中心ですが、今後はホームページを開設し、ネットショッピングにも対応できるよう準備中です。」

今までにも全但バス但馬ドーム、歴史的建造物の旧料亭とゞ兵の一画にあるカフェtodo bien coffee、リハビリデイサービスを運営しているAnd’s Care(取材記事はこちら)といった豊岡で注目を集めているスポットで、ワークショップの開催や展示販売をされています。

起業のきっかけは何気ない会話から〜お花を日常に〜

自身の事業についてプレゼンテーションをする垣口さん(2020年8月に行われた起業家を応援する地域クラウド交流会にて)

もともと、起業への気持ちは薄かったという垣口さん。知り合いの方に「話を聞くだけでもどう?」と豊岡市の起業・開業のビジネス相談窓口IPPO  TOYOOKAを勧められ、気軽な感じで、生花店に勤めていた頃から抱いていたご自身の気持ちや、将来への想いを相談員の今井さんにお話したそうです。

「お花は特別な日に贈るモノというイメージを持たれがちですが、もっと気軽に飾ったり贈ったりしても良いのではとずっと感じていました。生きている植物やお花をサッとお部屋に飾るだけで空気の循環を感じますし、気持ちも豊かになる。お花を日常に取り入れて、身近に感じてもらえるようなワークショップの場を作りたいな、そして子どもの手が離れたら移動花屋とかしてみたいな、って漠然としたビジョンをお話しました。そしたら『それ、やりましょう!』って今井さんが言ってくださり、計画を立てているつもりもないくらいトントンとお話が進んで現在に至っています。」と笑顔で教えてくださった垣口さん。

現在も、ホームページの作成や財務管理の仕方等、IPPO TOYOOKAでの相談を継続されているそうです。

想いを一つに束ねた 世界でたった一つのブーケを

優しい色合いのブーケ お花って見ているだけで癒されますよね

垣口さんには大切にされていることがあります。それは

「想いを一つに束ねること」

これはOne’s bouquetという屋号の由来の一つになっています。

オーダーメイドの依頼を受けた時は贈る方の想いに耳を傾け、お花と想いを一つにしていくことを大切に。レッスンやワークショップでは「その人がいいと思っているものがいいもの」と、垣口さんはバランスを整えるくらいで、人それぞれが表現する想いを大切にされています。

「“想い”って大切だと思っています。例えば、ブライダルブーケもお店に頼むのではなくお母さんが娘さんに作ることで、好きなお花で好きなデザインにすることができる。何より、想いがこもっていて大切な思い出作りになりますよね。」と垣口さん。

ブライダルブーケを手作りするというアイデアも無かったですし、人生の大切なタイミングに、想いのこもった手作りブーケで彩りを添えられるってとっても素敵!と感動しました。

 

経験から繋がる未来への展望

毎週開催されている教室の一コマ

結婚を機に岡山から豊岡市に移住した垣口さん。好きだった仕事も辞めて、新しい土地でゼロからの人間関係を構築し、慣れない環境の中で出産、そして子育てがスタート。

「当時は自分の気持ちを気軽に相談できる人もいなくて、今思うとあの時は相当落ち込んでいたと思います。」

と、移住して間もない頃のことを振り返る垣口さん。自分に置き換えて感じてみましたが、相当ストレスフルな状況だなと胸がキュッと痛みました。

そんな当時の垣口さんの心をふわっと軽くしたのは、やはりお花でした。

「お買い物をしている時に、ふと、お花でも買ってみようかなって思うことがあって。お花に触れて家に飾ったときに『やっぱりいいな』と感じました。季節を思ったり、いい匂いだな、かわいいなとか感じているうちに、自分の中のストレスがふわっと取れていくのを感じました。それから、自分の好きなことができる時間を、1日の中に5分でも10分でも持つことの大切さを実感していきました。」

「レッスンの8割はトークで2割がお花」と垣口さん コミュニケーションを大切にされているのが印象的

「この経験を活かして、子育て中のママたちにお花に触れてもらえる機会を増やせたらなと考えています。自分のための時間を持ってもらい『うんうん、わかるよ』ってママたちのお話に耳を傾けながら、お花を通してリフレッシュしてもらう。また、今後の活動エリアを京丹後や鳥取に広げ、色んな方とのコラボレーションやブライダルへも力を注ぎ『お花や植物のことについて聞くならこの人』という存在であれたらと考えています。」

そんな垣口さんも小学生と中学生の子育て真っ最中。起業をしても「一番は子どもとの時間を大切にすること」と教えてくださいました。

取材を終えて

同じ花材なのに一人ひとり個性が光ったものが完成していました

お話をしていて印象的だったのは、垣口さんご自身の“しなやかさ”でした。

移住、出産と子育て、起業。中には大変なご経験もあったはずなのに「いろんな経験がプラスになっています」と笑顔でサラッと口にされたお姿が本当にカッコよかった。

取材の日は実際にレッスンの様子を見学させていただいたのですが、生徒さんたちと、ご家族のことやお孫さんのこと、最近お家であったこと等、信頼関係の深さを感じる会話ばかりで、垣口さんのお人柄を垣間見るようでした。

私もお正月用アレンジメントに挑戦!

そして後日、私も実際にレッスンに参加しました!

基本の形だけ教えていただいた後は「正解はないから難しく考えずに、お花を手に取り、ここが可愛いだろうなと思うところに自由に活けてみて下さい。そしたらちゃんと可愛くなってくれます。」と垣口さん。

好きなように表現してもいいんだ!と、この自由さが私にとってたまらなく心地が良かったです。徐々にカタチになるにつれ、自分で作れたという嬉しい気持ちも満ちていることに気がつきました。

もちろん垣口さんから沢山サポートを受けたのですが、活ける場所は変えずに高低差を出して下さったり、必ず「直しますね」と声をかけてからバランスを調整したりと、活ける人の気持ちを尊重してくださっているのを随所で感じました。そして、垣口さんが少し手を触れるだけで、お花の一つひとつが生き生きし、全体がまとまり出す様は目を見張るものがありました。

また、家に持ち帰り飾ったところ、その空間が華やぐだけでなく、お花を中心に家族の会話が増えたという嬉しい効果も。

自然体でとっても素敵な垣口さん。取材中もレッスンの時も、爽やかで楽しい時間を過ごさせていただきました。改めてお花のチカラを感じ、自分の感性で触れられる身近な存在なのだと気が付きました。

今後のご活躍に目が離せません。心より応援しております!

 

【取材先】

One’s bouquet(ワンズブーケ)

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※ホームページは近日中にオープン予定

この記事を書いた人

えりか

神戸→東京→大阪→2019年豊岡市にUターン。

「コウノトリ育む農法」に取り組む「人、自然にやさしいお店moko」の野世さんご夫婦の下でお米とハーブ栽培を実践中。

ひと家族につき1枚の田んぼ、畑を持っていて、夕暮れ時、焚き火にぽつりぽつりと子どもから大人まで集い、誰かが楽器を奏でる音にゆらゆらする。そんな、小さなゆらゆら村をつくるのがひそかな夢。

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