「日高高校に入学して、ここで学んでよかったと思ってもらえたら」〜日高高校について〜

日高町の自慢の学校

豊岡市には現在、5つの高校があります。
豊岡高等学校、豊岡総合高等学校、出石高等学校、近畿大学付属豊岡高等学校、日高高等学校の5校。

豊岡市の子ども達の多くは、主に市内の高校、または付近の学校に入学します。
そんな中、豊岡市外出身の学生が集まる学校が、僕の住む日高町にあります。

兵庫県立日高高等学校。

僕が住む日高町の自慢の学校。日高高校です。

日高高校ってどんなところ?

日高高校の教育理念は

校訓「自主創造・清純明朗・敬愛奉仕」を、看護の心、福祉の心として具現化させ、わが国の社会および国際社会に貢献するこころ豊かな人間の育成をめざす。

とあります。

学科は福祉科(3年間)と、5年一貫教育である看護科(3年間)・看護専攻科(2年間)。

そうです。介護福祉士や看護師を目指す学生が集まる学校なんです。

昭和25年、県立豊岡高等学校日高分校として設置されたのが始まり。
歴史ある学校です。
その後、家政科や保育科などの設置や統合があり、現在のようになったそうです。

そしてもう一つ特徴的なのが、学区が県下全域ということ。
兵庫県下様々な場所から、夢と希望を持った学生がこの日高高校で学生生活を過ごします。

そんな日高高校は共学ではありますが、学生は女子生徒がほとんどです。
現在は全校生徒約320名の中に男子生徒が7名とのこと。

僕が高校生だった頃(今から16年前くらい)に、初めての男子生徒が入学したと聞いたことがあります。

当時の日高高校のイメージがほぼ女子校で、近くに住んでいるというだけで当時の僕はドキドキしていましたが、なんと33歳になって初めて足を踏み入れることになりました。

どうしても日高高校の記事が書きたいと、現在の日高高校にお邪魔してお話を聞いてきました!

とはいえ当時のイメージは拭えず、当日はド緊張しましたが…

髙附(こうづき)先生がいろいろ教えてくださいました

お話をお伺いしたのは、昨年のわかもの巣立ち応援ポスターに出てくださった髙附(こうづき)先生。ポスターの一番左に写っている先生です。
僕は仕事でもお世話になっている先生で、気さくで生徒思いの熱い先生です。

 

以下、インタビュー内容です。

 

ー生徒さんは日高高校でどんなことを勉強しているんですか?

「学んでいるのは福祉課、看護科ともに基礎的な普通科の授業+専門的なこと。そして法律のことや医学、倫理などです。
介護科は患者さんや介護を受けられる方とのコミュニケーションのはかり方、看護科は患者さんのことを考えた看護計画のたて方なども。
実習にも力を入れており、実習室ではベッドや車椅子が並んだ部屋で学ぶことができます。
また、外部からの講師ということで地元のお医者さんが来てくれたり、生徒も実習で豊岡市の病院で研修することもあります。」

 

ー豊岡市外から入学者の多い日高高校ですが、生徒はどんな生活をされているんですか。

「豊岡市外からは神戸市や姫路市、三田市の生徒が多いです。
遠方からきた生徒は学校のすぐそばの進美寮(しんめいりょう)という寄宿舎で生活します。
2人部屋。食事は1日3食出るので、寮生はお昼を食べに帰ります。門限は19時。寝る前の22時と朝の6時45分に点呼があります。
生徒の生活を守るためにきっちりとした管理はしていますがイベントごとなどもあり楽しく生活しています。」

 

ー実家を離れ日高町で暮らしている生徒さんたち。学校生活以外はどんな様子ですか。

「近くにカラオケがなかったり、漫画喫茶がなかったりといったことは口にしていますが、休みの日には電車に乗って遊びに出かけたりもしているみたいです。
でも、さすが親元を離れて学校に通っているだけあり勉強に対する意識が高いです。
また、ボランティアも積極的にしていて、地元の介護施設へ出かけたりイベントやお祭りのスタッフとして参加したり、地元住民の方々との関わりも多いです。
そして、学生全体に言えることですが部活動への入部率が高く、活動が盛んです。
授業以外では熱心に部活動する生徒も多いです。」

 

ー卒業生はどういった進路に進むんですか。

「やはり看護師や介護福祉士の道へ進む生徒が多いです。さらに保健師や助産師を目指し進学する生徒もいます。
自分の地元に帰る生徒も多くいますが、中には実習先の病院などに残る生徒もいます。」

 

ー先生としての生徒さんへの思いを聞かせていただけますか。

「熱心な生徒が集まる学校なので夢を抱いた生徒の思いを叶えてやらないといけない。
国家試験の合格は当たり前で、さらに勉強以外にも、現場で負けないメンタルの強さも備わっていないといけない。厳しい世界を生き抜く強さを与えてやりたい。
そして、日高高校に入学して、ここで学んでよかったと思ってもらえたら。」

 

 

日高高校に学生が集まる理由がわかった気がします。
勉強を頑張る生徒さんと、それを支える先生がとてもいい関係だと感じました。

そして最後に驚くべきことを教えてくださいました。

日高高校で学んだ生徒さんは、最後に国家試験の受験資格が得られるんですが
平成29年度の生徒さんの合格率は

介護福祉士国家試験、看護師国家試験
ともに100%だそうです。

▲介護実習室

▲進美寮(しんめいりょう)

▲グラウンド

▲黒板

▲時間割

卒業おめでとう。入学おめでとう。

何年か前の冬、僕が経営している民宿にある中学生の女の子とお母さんが泊まりに来たことがありました。
泊まられた目的を聞くと、日高高校の受験ということでした。
雪が多い年で、交通のことも考えて前日から来たとのこと。

その時改めて日高高校について考えました。

この子は合格したら、このお母さんと離れ、ここで暮らすんだ。
中学生のこんな小さな子が、すでに将来のことを考え、夢を抱き、ここに来るんだ。

不安も多いんだろう。日高という土地のことも知らないんだろう。
もしかしたら僕が、日高に来て初めて会う人かもしれない。

春には合格して、安心して暮らせるように。
豊岡市民を代表した気持ちになり、「ようこそ」とお伝えしました。

 

もうすぐ春がやってきます。

日高高校で過ごした生徒さんたちは、学校生活で学んだ武器を持ち、日高を飛び立ち、厳しい世界に揉まれながらも、各方面で活躍してくれることでしょう。

「卒業おめでとう。飛んでいけ。」

そして、新たに夢と希望をもった生徒さんが、日高町に集まり学校生活をスタートさせます。

「入学おめでとう。日高町へようこそ。」

 

この記事を書いた人

飯田 勇太郎

実家の民宿のあとつぎ。
高校まで豊岡市で過ごし、大学進学とともに神戸へ。大学、就職を経験し、地元である神鍋にUターン。
その後、旅行会社に就職し、30歳を機に家の仕事をつぐ。
趣味は音楽鑑賞、ライブ鑑賞。

http://www.4n8.jp

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