さよなら大好きなセコ2017ver.
今年も終わってしまいました…。
大好きなせこがに(松葉がにの雌)の今期の漁が…。
残念ながら12月末で終わってしまいました。
毎年たったの2か月しか漁が行われません。
でもそれもこれも資源保護のため。
大好きな松葉がにを守るため。
致し方ありません。
今年も大好きなせこがにとの
いろいろな出来事を振り返ってみたいと思います。
※2016バージョンの思い出を見逃した方はこちらから。
せこがにと共に東京へ!
最大の思い出はなんと言っても
せこがにと共に東京へ旅立ったこと。
※こちらに関しては前回の記事をどうぞ。
たくさんの方々にせこがにの美味しさを知っていただけて
嬉し楽しい思い出となりました。
身の撮り方動画
東京へ行くにあたり、せこがにの食べ方を知らない方々に見ていただくための動画を
夫と一緒に自宅で撮影。
電気スタンドでせこがにを照らしながら、黙々と無言の作業。
子ども達に「何やっとんねん…」と言われつつ
地味すぎる共同作業に笑いをこらえて撮影した面白かった思い出。
多くの芸能人の方々にも召し上がっていただきました。
今年はたくさんテレビで放映された城崎温泉。
あんな方、こんな方、たくさんの芸能人の方々にお越しいただき、
せこがにを召し上がっていただきました。
写真は西川忠志さんといとうまいこさん。
旅番組の収録で城崎温泉にやって来られました。
いとうさんはカニが大好きなんだそうです。
有名人の皆さんにも美味しいと言っていただき、テンションが上がった
ミーハー心くすぐる思い出。
せこかにすき
“かにすき”は有名すぎるほど有名な鍋のひとつですが、
安価なせこがにでは何故“かにすき”をしないのか…という素朴な疑問。
その答えは…メインとなる具(かにの身)が少ないから!
だと思いますが、きっと美味しいはず。
という訳で、とりあえずやってみました。
その結果…。
めちゃくちゃ美味しい!!
メインの具こそ少ないですが、最近野菜が美味しく感じられる年齢になりつつある
アラフォー夫婦には、お出汁と野菜とせこがにで、
十分満足な“かにすき”となりました。
〆はもちろん…。
ラーメン!
せこがにラーメン。
これはもう感想を書くまでもなく。
お察しの通り。
美味です。
新たな発見で歓びの思い出。
こんな事もありました!
背番号16のスポーツやる気満々せこがに。
ウチのお店が仕入れたせこがにの中に入っていました。
阪神・岡田か巨人・川上かと言われましたが…
やはり16番といえば豊岡に本拠地がある“NOMOベースボールクラブ”の野茂さん!!
今も記憶に残るロサンゼルス・ドジャース時代の野茂さんの
輝かしい背番号は16番でした。
2本指(爪?!)で切れのあるフォークボール。
このせこがにも野茂さんに憧れていたのかな。
このせこがには競り場で漁協の方に譲ったのですが、
翌日の新聞に大きく報じられていました。
長年松葉がにに携わっておられる方でも、
こんなせこがには見たことがないとのこと。
珍しいせこがにに出会った驚きの思い出。
寂しい出来事も…。
通常津居山港(ついやまこう)では、せこがにをサイズやランクごとに仕分けし、
それぞれに決められた数をトロ箱に盛って競りが行われます。
ところがある時期競り場ではこんな衝撃の風景が…。
せこがにが、いない…。
大海原で大自然を相手とする底引き網漁では、
必ずしも定数のかにが揚がる訳ではありません。
こんな寂しい思い出も致し方ありません。
やりたかったことにもチャレンジ
気を取り直して。
どうしても作ってみたかった
“せこがにのリゾット”に挑戦。
活けせこを茹でたゆで汁で米を炊いて作ります。
可哀想だけど、まずは真水に浸けて最後のお別れ。
ごめんなさい。
必死でボウルから逃げようとしています。
ほんとごめんなさい。
※生きたまま湯に入れるとビックリして足を全て自切してしまうので、
茹でる前にお別れです。
湯がけたら、そのスープを使って鍋でお米をコトコト。
その間に身をホジホジ。
お米が柔らかくなったら内子や外子や身を投入して…。
とろ~りリゾットの完成!
夫から「これはうみゃー。」のひと言をいただいた、
美味しかった思い出。
その他にも定番のトマトパスタや…
せこ飯等、今年も美味しい思い出をたくさん届けてくれました。
さよなら大好きなせこ!
今年もいろいろとありがとう!
いつも抱卵産卵お疲れ様です。
また会う来期まで!!
※前年同様、美味しそうなせこがに情報をお伝えしながら申し訳ありませんが、活けせこが次に食べられるのは2018年11月6日以降です。
来期をお楽しみに…。