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神鍋高原の冬~スキー体験会2026・移住者交流会~

移住後に楽しみが一つ増えた神鍋の冬

昨年、豊岡に移住して迎えたはじめての冬。

せっかく豊岡に暮らしていてスキー場も近いんだから子ども達にスキーを体験させてあげたい。
そんな想いがありました。

でもスキーウェアも道具も持っていないし、どう教えたらいいのかも分からない。
「せっかくスキー場に行ったのに嫌だと言い出したら?」
「全然滑れなかったら?」
そんなことを考えるとスキー場に行くこと自体、移住者には少し勇気がいるものでした。

そんな中で参加したのが、飛んでるローカル豊岡主催の神鍋高原で行われたスキー体験を兼ねた移住者交流会「神鍋高原スキー体験会2025」です。

このイベントのおかげで子ども達はスキーを好きになり、私自身安心してスキーを楽しむことができ、この体験が私たち家族にとって豊岡の冬を楽しむ大きなきっかけになりました。

市役所に集い、バスから始まる交流会

そんな思い出のある「神鍋高原スキー体験会」が今年も開催。

去年の体験がとてもよかったので、我が家は2年連続で参加することにしました。
このイベント自体は今年で3回目の開催になります。

昨年の様子はこちら

▲豊岡市役所からバスで出発!!素敵な一日の始まり!!

市役所に集合し、バスで神鍋高原へ。
移住者にとって、雪の山道を自家用車でスキー場まで運転するのは少し身構えてしまいます。
みんなでバスに乗って向かえることで、出発した瞬間から気持ちに余裕が生まれました。

車窓に広がる雪景色を眺めながら子どもたちはすでに楽しそう。
交流会はスキー場に着いてから始まるのではなく、この行き道から始まっているのだと感じました。

志ん屋での昼食と、自然に生まれる交流

最初に立ち寄ったのは、神鍋の民宿・志ん屋。
軒先に下がるツララや室内の暖炉に、子どもたちは大興奮です。

 

 

▲入り口からワクワク!!つららと暖炉に大興奮!!

みんな一緒にカレーを食べながら自己紹介。
大阪からのUターン夫妻、タイ・ミャンマー・ネパールなど海外からの移住者もいて、雪に慣れていない人が多いのも、この交流会ならではです。

スキー場へ向かうまでの時間、みんなでストレッチをしたり、けん玉をしたり。
国も年齢も越えて、自然と会話が生まれていく空間がとても心地よく感じられました。

 

▲最初は緊張気味な空間もすっかり笑顔でいっぱい

この交流会の良さは大人同士のつながりだけではなく、子どもたちにとっても新しい出会いの場になっていることです。

初めて会う大人と触れ合う時間、海外から移住してきた方々との交流。
スキー体験だけでなく、人と人が関わる中で「一緒に過ごす」ということの原点を、子どもたちは無意識のうちに学んでいるように思います。

また、主催されるスタッフの方々の豊岡への思いや観光の話を聞くことも、
子どもたちが「自分の暮らす場所」を知る大切なきっかけになっていると感じました。

「やってみよう」と思えるハードルの低さ

スキー場に到着してまず向かったのはレンタルショップ。
実は、保険料、リフト券、ウェア一式、スキー道具一式、スキー初心者講習まで、すべてが参加費に含まれているんです。

だから「構えすぎず、まず体験してみる」
そんな気持ちで参加できることが、とてもありがたかったです。

▲手ぶらセットで出来上がり♪

移住者にとって、スキー用品を一式そろえるのは簡単ではありませんよね。
「せっかく行っても、子どもがやりたくないと言ったらどうしよう。」
そんなリスクを考えると、せっかく近くにスキー場があっても一歩が遠く感じてしまいます。

この体験会はそのハードルをぐっと下げてくれています。

大人も子どもも同じスタートラインから

今年は甥っ子も初参戦かつ初めてのスキー体験でしたが、インストラクターの方が初心者向けに一から丁寧に教えてくれました。
できたところをしっかり言葉にして褒めてくれるので、子どもたちは少しずつ自信をつけていきます。

▲スキーの装着の仕方から教えてくれるから安心♪転び方も教えてくれる♪

スキーの良さは、子どもだけでなく大人も一緒に「できた!」を味わえることだと思います。
初心者同士なら年齢に関係なくみんな同じスタートラインに立つ。
大人だから、子どもだから、という区別は雪の上ではほとんど意味を持ちません。

最初は立つだけだったのが、少し進めた、止まれた、曲がれた。
その一つひとつのできたが雪の上でははっきりと目に見えます。

それぞれのペースで、雪を楽しむ

▲時間いっぱい滑ったよ!

リフトや動く歩道「キッズウェイ」を使って何度も行ったり来たり。

参加者の中にはスノーボードを選ぶ人もいて、自由に滑ったり、休憩したり。
多くの人がスキー教室に参加しながらそれぞれが自分に合った楽しみ方をしていました。

初めての人を迎える、あたたかい空気

移住者にとってこうしたイベントに参加するのは、少し勇気がいることかもしれません。
初めての場所、初めての人たち。
「うまく話せるかな」「場に馴染めるかな」
そんな不安を感じる人も、きっと少なくないと思います。

でも、このイベントの素敵なところは、
主催している「飛んでるローカル豊岡」の皆さんをはじめ、
関わっている豊岡の人たちが、初めての出会いそのものをとても楽しみにしていること。
「初めての人、大歓迎」
そんな気持ちが最初から空気として伝わってきます。

もうひとつ大きいのは、スキーという一つのアクティビティをみんなで一緒に体験すること。
テーブルを囲んで「交流しましょう」と言われると、
何を話せばいいか分からなかったり、少し身構えてしまったりすることもあります。

でも、雪の上で体を動かし、転んだり、笑ったり、汗をかいたりしていると、
自然と共通の話題が生まれ、気づけば心の距離がぐっと近づいている。

迎え入れる側のあたたかさと、スキーという体験そのものが持つ力。
その二つが合わさることで、交流のハードルがとても低くなっているのが、このイベントの大きな魅力だと感じました。

▲帰り道に急に始まった雪合戦

帰りのバスで、夢の中へ

たっぷり滑って、たっぷり遊んで。
帰りのバスでは子どもたちはすっかり夢の中でした。

スキー場で過ごした時間だけでなく、行き道や帰り道、みんなでご飯を食べたこと、そんな何気ない時間も含めてひとつのかけがえのない思い出になっていくのだと思います。

▲行きは賑やか、帰りは静かなバスの旅

移住者や検討中の方へ

▲雪って楽しい!!

神鍋高原スキー体験会は、スキーができるようになるためだけのイベントではありません。

移住してきたばかりで
「この土地で、ちゃんと暮らしていけるかな」
「子どもは馴染めるかな」
そんな不安を抱えている人にとって、人と出会い、季節を体験し暮らしの輪郭を少しずつ掴める場所だと感じています。

いきなり完璧な暮らしを始めなくてもいい。
まずは、誰かと一緒に雪の上に立ってみる。


その一歩が「ここで暮らしていけるかもしれない」という実感につながっていくのだと思います。

移住は、大きな決断のように見えて、実はこうした小さな体験の積み重ねなのかもしれません。

今年もまた、楽しいがひとつ増えた豊岡の冬でした。

この記事を書いた人

松原 寛子

豊岡市出身。
東京で歌手・ボイストレーナー・MCとして活動していた頃に、お笑い芸人だった夫と出会いました。
その後、双子を出産し、都会での子育てに奮闘する中で「やっぱり自然が身近な場所で子どもを育てたい」と思うように。

2024年5月、家族で「妻ターン」として豊岡へ帰郷。
久しぶりの地元での暮らしは、懐かしさと新しい発見の連続です。

このコラムでは、都会と豊岡の子育て環境の違いや、家族と過ごす中で感じた“豊岡での暮らしの豊かさ”を、等身大の言葉で綴っていきます。

誰かの背中をそっと押せるような、そんな記事を目指していきたいです。

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