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2020(兵庫県豊岡市)地域おこし協力隊メンバー紹介!

2020年3月に、兵庫県豊岡市・地域おこし協力隊を3年満了で卒業した、OKDこと岡田と言います。

地域おこし協力隊とは、総務省の旗振りの元、各市町村が募集し、都市地域から地方へ移住し「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を目指す取組みです。
隊員は市内の団体(受入団体)の一員として、与えられたミッションに関する活動を行います。
豊岡市では、2014年から協力隊を採用し、10人以上の卒業生の定着を図ってきました。
現役の隊員は現在20人になり、各々のテーマごとに活動しています。

今年の3月に卒業した豊岡市地域おこし協力隊の同期の活動と、2020年4月以降に、新しく入ってきてくれた人たちについて紹介します。

卒業メンバー!

まずは、卒業組!

豊岡市 地域おこし協力隊についての説明と紹介 2020 卒業生 新入生 HostelAct 岡田
【卒業】長谷川充さん 松正漁業(竹野エリア)
ミッション:竹野漁港での漁師としての活動
長谷川さんは、神戸から移住して協力隊になりました。
朝早く、天候の影響も大きい漁師の仕事をしながら、地域での活動をおこなってきました。
現在は、竹野の遊漁船の船長として活躍しています。

【卒業】永瀬倖大くん コウノトリ湿地ネット(豊岡エリア)
ミッション:コウノトリと共生するまちづくりに関わる活動
永瀬くんは、兵庫県立大生として知縁から協力隊になりました。
30年以上にわたって、兵庫県と豊岡市が野生復帰を目指してきたコウノトリ。そのコウノトリの採餌場所となる湿地の保全活動や、観察活動をおこなっています。
市の協力隊は卒業しましたが、4月からは「地域再生協働員(兵庫県版の地域おこし協力隊)」として、戸島・コウノトリ湿地ネットに携わって活動しています。

【卒業】岡田 OKD 豊岡観光イノベーション(豊岡エリア)
ミッション:観光客の滞在時間を増やし、観光消費額を増加させる活動
インバウンドへの活動という内容に興味があり、地元の与謝野町に近く風土も似ている日本海エリアの豊岡市へ、京都市内から応募しました。
主な活動は、豊岡観光イノベーションでの活動や、外国人向け城崎旅館宿泊予約サイト「Visit Kinosaki」の分析・運営のお手伝いです。

1年目は、協力隊活動の中で地域の事業者さんにお会いすることも増え、自主的にも内外の地域をまわることで、地域の特性や環境を把握することに努めました。
2年目からは、ゲストハウスを事業化できないかなという目標を片側に持ち、物件探しをはじめます。3年目の協力隊の任期が終わる最後の3月にどうにか、ゲストハウス「HostelAct」と、1Fに併設の「もりめ食堂」をオープンさせることができました。

協力隊として住みながら活動させてもらえることで、風土や地域のことを知れるのはもちろん、一市民、住民としてまちに関わって試行錯誤できることが、協力隊のやりがいでもあると感じています。

めちゃくちゃ広い豊岡市

ぼくらが活動している豊岡市は、2005年に1市5町が合併し、県下で1番面積が大きいまちになりました。県北部にあり、日本海にも面している市の面積約700㎢は、県全体の8%以上を占める大きさです(ちなみに人口は1%)。

6つのエリアはこんな感じで分かれています。

豊岡市 地域おこし協力隊についての説明と紹介 2020 卒業生 新入生 HostelAct 岡田

2020年度からの新メンバー!

協力隊になったら、まずはじめに委嘱式をおこないます。
入学式みたいなものですかね。

豊岡市 地域おこし協力隊についての説明と紹介 2020 卒業生 新入生 HostelAct 岡田
市長から委嘱状を受け取ります。

4月から活動を開始したメンバーは7人!(4月1日の委嘱式に参加したのは6人です)
受入団体や活動内容とともに紹介します!

豊岡市 地域おこし協力隊についての説明と紹介 2020 卒業生 新入生 HostelAct 岡田
酒井一途さん・松岡大貴さん  豊岡演劇祭実行委員会(豊岡エリア)
9月に開催を予定している第1回豊岡演劇祭の開催準備・運営に関わり、演劇祭の実現を手助けします。

仲上美和さん たけのかぞく(竹野エリア)
竹野エリアへの移住者増加を目指し、竹野エリア内の連携強化と、地域資源の掘り起こしと活用を行います。

井坂浩さん・杉山祐子さん 江原河畔劇場(日高エリア)
劇場でのワークショップなどの企画・運営をおこない、地域と連携して日高エリアの活性化を目指します。
※杉山さんは4月15日から活動スタート

上垣内創さん 出石焼陶友会(出石エリア)
国の伝統的工芸品である「出石焼」の技法習得とPRに取り組みます。

上田詩恩さん 但東町坂野地区(但東エリア)
「たんたん温泉」を始め、「チューリップまつり」「農家民宿」「日本・モンゴル民族博物館」など但東町資母地域の豊かな地域資源を生かした体験メニューの開発等をとおして、地域活性化を目指します。

 

続いて、6月から本格的に活動を開始したメンバーがこちら!

中村友香さん たくみ工芸(出石エリア)
国の伝統的工芸品「豊岡杞柳細工」の技法習得とPRをします。
市内の豊岡杞柳細工の職人は、今では受入団体であるたくみ工芸さんのみです。

與田千菜美さん 城崎国際アートセンター(KIAC)(城崎エリア)
センター滞在アーティストと地域との交流プログラムのコーディネートや、センターの取組の情報発信をします。

木下舞子さん NPO法人本と温泉(城崎エリア)
“城崎でしか買えない本”を通じて地域の活性化に取り組みます。

 

隊員の活動によって接点が多かったり少なかったりもするけれど、豊岡市としては2014年に協力隊の採用がはじまり、隊員としても、市役所としても、地域の人たちもだんだんとやり方が見えてきている印象をうけます。

これからも卒業生・新入生ともども、活動に取り組んでいきます。

この記事を書いた人

飛んでるローカル豊岡編集部

わたしたちは「飛んでるローカル豊岡」編集部です。 豊岡市のリアルな暮らしをお伝えします。
ローカルをつきつめた先に、グローバルがあると信じて……

https://www.city.toyooka.lg.jp/index.html

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