高校生が発信するMIR豊岡! ~デザインセクション編~
はじめまして!音楽を聞くこととエレクトーンを演奏することが好きな写真部の小畑摩奈と、踊ることが大好きなアイドルオタクの田中千花です。私たちは近畿大学附属豊岡高校に通う2年生で、MIR豊岡レーベルセクションに所属しています。よろしくお願いします!
レーベルセクションのメンバーが各セクションの活動を紹介するシリーズは、今回で最後です。最終回は、デザインセクションの活動についてご紹介します。
デザインを生み出す苦労とこだわり
私たちは、デザインセクションの松井美喜さんと山根英子さんに話を聞きました。ちなみに、ふたりとも私たちと同級生です。
デザインセクションの活動は、MIR豊岡参加アーティストKeishi Tanakaさんの最新ミニアルバム『AVENUE』に関するグッズのデザインです。
MIR豊岡レーベルからリリースしたレコードの収録曲でもある『One Love』と『Fallin’ Down』の2曲と、アルバムのタイトル『AVENUE』の3つの中から選んで“タイポグラフィ”をデザインし、Tシャツを制作、販売します。タイポグラフィとは、文字を華やかにアートのようにデザインする手法のことで、ふたりとも、どうデザインするか苦戦したそうです。
ちなみに、デザインセクションのメンバーは松井さんと山根さんの他にあと2人おり、計4人で活動されています。4人それぞれがデザインしたものを、Keishi Tanakaさんのグッズやジャケットのデザインを手掛けるプロのデザイナーの岩本実里さんに見てもらい、いただいたアドバイスを元にデザイン作成を進めていきました。
松井さんは『One Love』をデザイン。Tシャツの前身頃には曲名の「One Love」がオシャレな筆記体で書かれ、後身頃には電気に照らされた一つのハートがデザインされています。『One Love』のMVを見たとき全体的に暗い場所が多かったので電気を描き、一つのハート =「One Love」を照らすというデザインを思いついたそうです。部屋をイメージした枠も描かれています。
そして、性別年齢問わず着られるTシャツにしたかったため、強い印象を与える黒ではなくグレーを使い、シンプルなデザインに仕上げました。
初めは手書きで描いていたそうなのですが、左右対称に書くのが難しかったためアプリを使い、画像や文字でデザインしたそうです。
続いて、山根さんがデザインしたのは『Fallin’ Down』。Tシャツの前身頃に曲名の「Fallin’ Down」がKeishi Tanakaさんの名前とともにデザインされています。曲を何度も繰り返し聞き、ほとんどフィーリングで完成したそうです。
初めから文字の序列のイメージは頭の中に浮かんでいたそうなのですが、少し寂しい気がして、デザイナーの岩本さんからいただいたアドバイスや授業中のふとした瞬間に、線とKeishi Tanakaさんの名前をデザインに組み込むことを思いついたそうです。
グッズのデザインをやってみて、学んだこと
今回 MIR豊岡に関わって活動してみて、普段は見ることのできないグッズ作りの裏側を知ることができたり、他の高校生のイラストが見られたりして良い刺激になったそうです。また、プロのデザイナーと話をしたり直接アドバイスをもらえたりして、とても貴重な経験ができて嬉しかったとも話してくれました。
今までは自分の好きなように絵を描くことで満足していたけど、今回たくさんの人たちにデザインを見てもらったことで、周りの人が自分のデザインをどう思っているのか知りたいと思ったそうです。評価してもらうことで、自分のデザインを客観的に見ることができたのも、今回関わって良かったことのひとつだとか。
今はデジタル上でデザインができる便利な時代ですが、プロの方はアーティストやミュージシャンの表現や創作物をデザインに落とし込む際、時にはアナログに紙とペンを使い、作品に合った表現手法を考えながらデザインされています。自分の発想やオリジナリティを大切にすることの重要さに改めて気づき、初心にかえることができて良かったと最後に話してくれました。
デザインセクションのメンバーがデザインしたTシャツが、3日間限定で販売されます!
3月19日(金)~3月21日(日)には豊岡1925で、Keishi Tanakaさんによる『AVENUE EXHIBITION』が開催され、そこでデザインセクションのメンバーがデザインしたTシャツが販売されます!また、Keishiさんの最新ミニアルバム『AVENUE』に関する写真・デザイン展示やグッズ、MIR豊岡レーベルで出したレコードの販売も行いますので、ぜひお越しください!