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城崎発!こどもダンスカンパニー誕生。Vol.1

城崎というまち。

人口約3500人の小さなまち。豊岡市の6つの地域のうちの1つ。

温泉があり、近くに海があり、美味しい食べ物があり、四季を通じてお客さんで賑わう大好きな城崎地域に私のダンナさんは育ち、私はそこにお嫁に来ました。

こんにちは。
結婚を機に移住して13年。
家業の写真スタジオのカメラマン、時々は元のお仕事のフリーアナウンサー、そして三姉妹の母、市民ライターの井垣真紀です。

私が暮らす城崎温泉は、平日でも浴衣姿でまちを歩くお客様が多く見られ、「活気のある温泉街ですね!」とよく褒めていただきます。

でも個人的には、活気がある、という言葉はちょっと違う気がしています。
城崎温泉は、「ワクワクすること」をいつも誰かが始めている、そんなまちだと思います。

ここにしかない新しいお店が次々とオープンし、古い旅館や消防署もリノベーションして素敵なゲストハウスや宿泊施設になったりしています。

来年は、ドイツとスイスのボートチームがオリンピック前の合宿にやってきたり。ワクワクがいっぱいです。

こどもダンスカンパニー「TOCOTOCO(とことこ)」

そして2019年、このまちに子どもが主役の新たなワクワクが誕生しました。それが、こどもダンスカンパニー「とことこダンサーズ」です!

よくある「ダンス教室」と何が違うの?
最初に耳にした時に、まず浮かんだ疑問です。

「教室」は、子どもたちがダンスを「教わる」ところ。
「カンパニー」は、教わるのではなく自分たちでダンス作品を作るところ

なのだそうです。

だから、「カンパニー」に所属している人はダンサーでなくても、演出担当でもいいし、音楽担当でも企画担当でもいい。
なんだか型にはまらない感じが、すでにワクワクです!

 

さてさて、どうしてこの小さなまちに子どもダンスカンパニーができたのでしょうか。
私なりに紐解いてみました。

まちの他のワクワクも簡単にご紹介しましょう!

小説界のアイドルがこぞって。

たとえば、城崎の旅館の若旦那たちが中心に作ったNPO法人「本と温泉」。

小説界のアイドル! 万城目学氏、湊かなえ氏という超売れっ子にご当地本(城崎でしか買えない本です)を書き下ろしてもらっています。

次回作は、世界中で絵本「パンダ銭湯」が売れている「tupera tupera」による書き下ろし絵本!

すごいでしょー! ワクワクです!

城崎国際アートセンター

以前、私も記事を書いたアーティスト・イン・レジデンス「城崎国際アートセンター」もあります。
「豊岡での生活に足りなかったもの。アートがある暮らし。」
(※アーティスト・イン・レジデンスとは、滞在型創作活動の支援をする事業のことで、ここは舞台芸術に特化した支援施設です。)

年を重ねるごとに人気の場所となり、世界中から選ばれたアーティストがやってきています。
世界で活躍する舞台芸術を、無料、もしくはとても安価で見ることができます。

様々な国からやってくる滞在アーティストの多くは、城崎に住む私たちと同じく毎日のように温泉に入られるので、お知り合いになったり、時には一緒に食事をしたりするほど仲良くなることもあります。

城崎はとっても小さなまちです。

でも城崎国際アートセンターは、子どもたちが「世界はここだけじゃない。とっても広いんだ。」と肌で感じられる大切な施設です。

こういったまちの動きの中で発足したのが、こどもダンスカンパニー!
なのです。私はそう解釈しています。

「とことこダンサーズ」

我が家の次女(小学5年生)もメンバーのひとり。ダンスは幼い頃から大好きです。
家ではひとりで、姉妹で、楽しそうに自作のダンスを踊っていました。
だけど、人前で踊るのは絶対に嫌。ダンス教室に入ったら?と勧めても、嫌!
「教わりたくない。自分の好きなように踊りたいだけ。」といつも言っていました。

でも、このダンスカンパニーには自分から入りたいと言ってきました。
「自分たちでイチから作るんだって!面白そう!」って。

一般社団法人ダンストーク代表・千代その子さん

「ダンス教室は日本中どこにでもあるけれど、とことこダンサーズのようなダンスカンパニーはたぶんここにしかない。」
と語るのは、主催の一般社団法人ダンストークの代表・千代その子さん。

練習を見学させてもらって気づいたのは、全て子どもたちが決めていたこと。

ファシリテーターであるその子さんは、いろんな提案はするけれど、それに対して子どもたちが意見を出し、子どもたちが決める。

地域からアイデアやインスピレーションを貰ってダンス作品を作る、という趣旨を提案すると、子どもたちは思っていた以上にまちのことを知っていて、まちへの愛情が深いことに驚いたそうです。

子どもたちから出た意見で一番最初に行ったのは、1300年もの間、城崎のまちを守ってこられた温泉寺。
「観音さまに会いにいこう!」だったそうです。

ちなみに、その温泉寺の観音さまは、秘仏の御本尊。現在、三十三年に一度のご開帳中です。(2021年4月25日まで)

ぜひ拝観しに来てください!

初めての舞台

まちの文化のつどいの発表前。リラックスした雰囲気。

先日、まちの文化の集いで初めて大きな舞台に立ちました。

みんなとっても楽しそうでした。

子どもたちが、大人にやらされているのではなく自分たちの考えで自信をもって踊っている姿は、とても感動的で幸せな気持ちになりました。

ダンス教室でなく、ダンスカンパニー。

子どもたちが、大人から何かを与えられる受身ではなく、子どもたち自身が何かを作り出そうとする力を引き出す。
それって当たり前のようで、よく考えると当たり前ではないことです。

よくよく観察してみると、子どもたちはいろんなことを強制されたり強要されたり、矯正されたり、誘導されたり。大人にコントロールされそうになっていることが多々あります。
子どもより長く生きてきたから、自分たちの方がよくわかっている、と大人は思いがちです。

でも、私たちより未来の世界を生きる子どもたちは、私たち大人とは違う発想や想像力、そして無限の可能性があると思うのです。

子どもたちで考え、子どもたちが楽しいと思うものを見つけ、子どもたちが表現する。
そして私たちはそれを見せてもらえる。見たことのない未来を見せてもらえるような気がします。

想像するだけでワクワクします!

3月の公演に向けて

練習風景

月に何度かの活動では、鬼ごっこなど遊びの中から動きを見つけたり、まちの中でいろんな音を見つけてきて自分たちで音楽を作ったり(音楽家・やぶくみこさんによる指導)、アートセンターに滞在するアーティストのワークショップを受けたり、作品を見たりもしています。

2020年3月の作品発表に向けて、これからますます力を付けていくでしょう。

今から楽しみです!
がんばれ! とことこダンサーズ!

※こどもダンスカンパニー「とことこダンサーズ」の活動は、instagram @tocotocodancersで追いかけられます。

この記事を書いた人

井垣真紀

関西を中心にフリーアナウンサーとして活動したのち、2006年、城崎温泉にある写真スタジオに嫁ぎ、移住。
現在は、三姉妹の母でフォトグラファー。
マタニティフォト、ベビーフォト、ブライダル撮影、また、舞台撮影や取材撮影なども。
たまーに、アナウンサーの仕事も。
週に二回はスタジオ併設のカフェも営業しています。

温泉があって、食べ物が美味しい。山があって海もある。雪も降るし蛍も出る。
豊岡のまちは住めば住むほど好きになります。ここでの暮らしぶりをお伝えできれば。

イガキフォトスタジオ ☎︎0796-32-4151

http://www.igakiphoto.jp/

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