豊岡市英語遊び指導員のYoshimi先生に聞いてみた
「あのね、豊岡市では、英語が好きな園児が増えているんですよ。」
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豊岡市英語あそび指導員のYoshimi先生。
Yoshimi先生はオーストラリア留学後、
あたりまえのように豊岡へUターンして、
民間の幼児対象の英会話スクールで働き、
子どもたちの笑顔を何よりの楽しみとしてレッスンをしていました。
そして2年ほど経つと、知り合いの女性から、英語遊びの指導員に誘われました。
英語遊びについては、
前回の記事「子どもが英語好きに? 保育園・幼稚園・認定こども園からはじめる英語遊び保育」でもご紹介しましたのでご覧ください。
今では豊岡市内の公立の全保育園、
こども園、幼稚園で実施されています。
豊岡市の英語遊びは、民間のスクールと違い、
学習というより遊びがメインなので、
がっちりとしたマニュアルはありません。
今日のレッスンでここまではしなくてはいけない、
というしばりがありません。
Yoshimi先生に豊岡市の英語遊びについてお聴きしました。
「もちろんマニュアルや目標があることは大切なことと分かっています。
でも、豊岡市で実践している英語遊びは全く違う角度からの英語教育なの
でやりがいを感じています。」
子どもたちの様子に合わせたレッスン
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「子どもたちの様子を見ながら、やる内容をぱっと変更できてしまうところが楽しいんです。」
「英語遊びでは、子どもたちが話したいことを発するということを大切にしています。」
Yoshimi先生には園児を楽しませる秘策があるようですが、それは教えてくれませんでした。
間違ってもOK
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「子ども達を指導する上で、一番大切にしていることはなんですか?」と聞くと、
「それぞれの自尊心を育てることです!」と返ってきます。
多くの日本人は、大人になると英語を話すとき間違えることを嫌い話さなくなっているように思います。
だから、英語遊びでは…
「間違ってもいいから話そう。自分の言葉でいろいろ質問してみよう。困っている外国人がいたらすぐに助けてあげよう。どんどん積極的にお話ししたいな~という子どもたちをこの豊岡でもっと増やしたいんです。」
間違えたらダメ、英語を話すことが恥ずかしいなんていう言葉とは『さようなら』。
「余談ですが、毎日放送の“ちちんぷいぷい”という番組にある、『ロザンの道案内のコーナー』の菅ちゃんの英語は、ある意味すごいと思います!」
とYoshimi先生は話しておられました。
※『ロザンの道案内のコーナー』は、お笑い芸人のロザンが、JR大阪駅付近で道に迷っている外国人などに必要最小限の英語とジェスチャーでコミュニケーションをとりながら道案内するコーナーです。
伝えたいことを自分の言葉で伝えられるように
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「文法なんかより、気持ちを込めて伝えることが大切だと思いませんか?」
間違えても発話したことを、しっかり褒める。
話すことを認めてあげる➡自信がつく➡どんどん話すようになる。
「日本の文化の大切さも伝えながら、自分の意見がはっきり言える子どもを育みたい。」
「英語遊びでは、日本人の多くが持つ英語への変なこだわりを持たないようにしたい。」
そうYoshimi先生は話します。
同じ目線で
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お母さんやお父さんから、いろいろな質問を受けることがあるそうです。
「子どもが英語を楽しく話すようになるには、親はどうすればいいですか?」と聞かれると、
「子どもが、英語に触れていると ”楽しそうにしてるね。すごいね。お母さんもやってみたいな” と言ってあげることが大切だと思います」と答えているそうです。
「子どものために、大人はどんな英語学習をすればいいですか?」という質問もあります。そんな時は、
「発音から入ることをお勧めします。フレーズを丸暗記して、それを場面に合わせて応用するのもいいと思います。」
「Youtube のバイリンガルで有名な人の動画を見ること、聞き流しでもいいから洋画やCDを聞くこともお勧めです。英語で独り言を言うようにしてみましょう。」とアドバイスすることもあります。
また、保護者からは、こんな声も聞こえてくるそうです。
保護者Aさん 「うちの子ね、晴れてたらsunnyって言うの。」
保護者Bさん 「洗濯物が乾いたらdryって言うの。」
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Yoshimi先生自身、幼稚園の時に英語を学んでいて、成長しても楽しかった記憶がずっと残っていたようです。なによりも楽しいのが一番!!
だから、英語は楽しいものだと思ってもらえることをまず第一に。
「今豊岡では、英語好きな子どもたちがどんどん育っていると実感しています。」