火伏壁
城崎の温泉街の真ん中あたりにある、商業施設「木屋町小路」。その壁です。「火伏壁(ひぶせかべ)」と呼ばれる防火壁。
約90年前、北但大震災によって、温泉街は一面焼け野原に。でも、翌年には島崎藤村が訪れているほど、ものすごいスピードで復興しました。今の城崎温泉街は、震災の惨事を乗り越え作られたもの。先人たちの偉業への感謝の気持ちを忘れないよう、ここに火伏壁が設置されています。
壁のデザインはコウノトリのくちばしのように見えます。撮る角度によって、表情が違う。歴史ある温泉街の中のちょっとした異空間。
モデル:佐藤友佳さん
- 日時
- 2017.06.29 夕方
- 場所
- 城崎町湯島