グローバル化が進み、外国人観光客が増えるなど、人や情報が国境の垣根を越えて行き交うようになった現在。
性別や年代を超えて、対等な関係の中で自分を主張し、他者を理解できる基礎的なコミュニケーション能力の育成を目指します。
表情やボディランゲージのみを使い、喋らずにコミュニケーションをとったり、グループで話し合って一つの劇を作ったりします。
例えば、子どもたちが役割を分担し、「転入生が自分のクラスにやってきた」場面の設定やセリフを考えて演じる授業があります。
演じる側は、どうすれば伝わるか考え、観る側は、演者が何を伝えたいのか感じ取ります。
最初は、課題解決に向けて話し合ったり身体を使って演じたりすることに抵抗を感じている子もいますが、どんどん夢中になって取り組んでいます。
合意形成能力(一定の時間内に話し合いをして答えを発表したり、自分の役割をきちんと果たしたり、誰に何を伝えるかを意識したりする能力)や、仲間と協力して課題を解決する力が育っています。