「おっきいですね!」「うん、おいしいよ〜。お皿に乗せてラップをかけて、レンジで3分程チンするだけでいいよ」選んだ牡蠣をビニール袋に包んでもらい、ハンドバッグへ。この女性のハンドバッグに生牡蠣が入っているなんて誰が信じるだろう?「おやつに白子を買うこともあるんですよ」「まだ出始めで小さいけどおいしいよ。もう少ししたら今日は生牡蠣を買うみたいだ。「白子!?贅沢ですね!」城崎では新鮮な海産物がすぐ近くで手に入る。この日も、おいしそうなノドグロが出ていた。しょう鮮魚」に行く。旅館から歩いて8並んでいる。大きいのも入ってくるよ」と、おけしょう鮮魚の女将さん。出てくるだとか、あれはもう終わっただとか、ここに通っているうちに旬の魚に随分詳しくなったそうだ。「どうせ旅館に配達があるんだから、わざわざ来なくても電話してくれれば持って行くのちなみに普通のスーパーでも珍しい魚を置いていたりする。食い道楽には魅力的なまちだ。勤務時間が長い時は、休憩中に海の幸を求めて、城崎で人気の魚屋さん「おけ分、賑やかな店先に新鮮な魚がたくさん瀬羅さんも、もうすぐあれがに」なんて言われるくらいお店の人とも親しい。いつもの海の幸case.02 瀬羅さんの場合
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