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読めれば移住がさらにスムーズ 豊岡市の難読地名。

こんにちは飛んでるローカル豊岡編集部、地域おこし協力隊の山本直人です。

突然ですがクイズです。

「土渕」

この漢字、なんと読むでしょうか????

つちふち、どぶち・・・・・どちらも不正解。答えは「ひじうち」で、これは豊岡市内にある地名です。日本各地に数多くの難読地名がありますが、今回は私が豊岡に来て何度かやってしまった豊岡の地名の読み間違いと、失敗エピソードについてお話します。

もちろん豊岡にもあります「難読地名」

私が豊岡に移住した当初は、とにかく豊岡の地理を覚えようと、さまざまな場所を回りました。まずはネットで豊岡の名所を調べたり、各地域の人に会いに行ったりするために住所の確認をするわけですが、何て読むのか?という地名が出てきました。そもそも、ネットで調べるのに読み方がわからないと検索ボックスに入力できません。例えば「八社宮」「椒」「土渕」「祢布」「虫生」・・・・。地元の方にはお馴染み地名なのでしょうが、私には読み方の想像すらつきませんでした。

竹野町「椒(はじかみ)」にある、おまき桜 推定樹齢250年

昭和初期まで八つの神社があった「八社宮(はさみ)」

いやいやいや、まさかそんな読み方をするなんて

地元の方と昼食をしていた時の話です。「昨日、きいのはま(気比の浜)へ行ってきました」と言ったところ、ぼそっと「けい(けひ)のはまね」と言われてしまい、私は「うわ!!!!やってしまった!!!!」と恥ずかしくなりました。豊岡では観光スポットのひとつに数えられるかなり有名な場所だけに、読み間違いをしてしまったことに「相手の名前を間違えてしまうくらい失礼なことをしてしまったんじゃないか」と感じてしまったのです。これ以外にも、漢字そのものが難読漢字ではない地名については「こう読むに決まっている」と自分で決めつけて読んだ結果、間違ってしまうことが多々ありました。その例としては、「小坂」「木内」「加陽」「江野」「戸牧」など。こさか、きうち、かよう、えの、とまきと読みましたがいずれも間違いでした。ちなみに正解は「小坂(こざこ)」「木内(きなし)」「加陽(かや)」「江野(ごうの)」「戸牧(とべら)」です。

気比の浜(けひのはま)海水浴場

人付き合いだけじゃなく仕事にも影響する「難読地名」

仕方のない事なのですが、地元の方は来たばかりの移住者が地名や場所をどこまで知っているかなどを推し量りながら話しをするということはないために、普段通りに地名を出しての会話が多くなります。そこで、地名が出てくる度に「それどこですか?」と言っていたらそこで会話が止まってしまい、気まずい空気が流れることも…。なので地名の読み方を覚えることも大切だと思いますが、場所がどのあたりにあるかもわからなければ話についていけなくなります。そう、地名が読めるようになるのと同時に、場所も覚えなければならないのです。また、企画のプレゼンテーションなど仕事の場面で地名を間違えたら大変です。ちなみに豊岡市は兵庫県で最も広い面積を誇ります。面積が広いということは……地名がたくさんあるということ(笑)。「そんなに覚えられない!」と思うかもしれませんが、もちろん、地元の人も市内すべての地名を把握しているわけではありませんのでご安心を。まずは自分の生活範囲の地名・場所から覚えていきましょう。

豊岡市「かよう」ではありません。「かや」が正解です。

とりあえず調べる!WEBサービスを活用

移住当初は地名を覚える、場所を覚えると随分地元の方とのコミュニケーションもスムーズにいくということを学びました。地名の読み方はWEBサービスなどを使えば簡単に調べることができるので、ぜひ活用してください。

国土地理院 地理院地図のWEBには地名の読み上げをしてくれるサービスもあるので、まずは生活範囲の地名をいろいろ調べてみるのもおもしろいと思います。

 

では、最後に私が独断で決めた豊岡市の難読地名、読み間違いしやすい地名をあいうえお順で載せておきます。地名が読めずに困ったらこの記事に戻ってきてください。

みなさまのスムーズな新生活スタートを、応援しています!

地名 かな読み
出石町伊木 いずしちょういぎ
出石町入佐 いずしちょういるさ
出石町小人 いずしちょうこびと
出石町田結庄 いずしちょうたいのしょう
出石町袴狭 いずしちょうはかざ
出石町松枝 いずしちょうまつがえ
出石町三木 いずしちょうみつき
出石町水上 いずしちょうむながい
出石町安良 いずしちょうやすら
出石町宵田 いずしちょうよいだ
出石町榎見 いずしちょうよのみ
神美台 かみよしだい
加陽 かや
木内 きなし
城崎町上山 きのさきちょううやま
城崎町来日 きのさきちょうくるひ
城崎町楽々浦 きのさきちょうささうら
城崎町結 きのさきちょうむすぶ
気比 けひ
河谷 こうだに
江野 ごうの
九日市上町 ここのかいちかみのちょう
庄境 しょうざかい
正法寺 しょうぼうじ
清冷寺 しょうれんじ
田結 たい
竹野町阿金谷 たけのちょうあこんだに
竹野町御又 たけのちょうおんまた
竹野町椒 たけのちょうはじかみ
但東町後 たんとうちょううしろ
但東町小坂 たんとうちょうこざこ
但東町日殿 たんとうちょうひどの
但東町日向 たんとうちょうひなだ
但東町南尾 たんとうちょうみのお
但東町虫生 たんとうちょうむしゅう
戸牧 とべら
中郷 なかのごう
八社宮 はさみ
土渕 ひじうち
日高町稲葉 ひだかちょういなんば
日高町庄境 ひだかちょうしょうざかえ
日高町竹貫 ひだかちょうたかぬき
日高町知見 ひだかちょうちみ
日高町夏栗 ひだかちょうなつくり
日高町祢布 ひだかちょうにょう
日高町水口 ひだかちょうみのくち
一日市 ひといち
日撫 ひなど
法花寺 ほっけいじ
百合地 ゆるじ
   
   

<注意>
ここに掲載したものはの日本郵便のデータを参照しています。
行政区の呼び方や方言などにより、ここに記載したものとは異なる呼び方をすることがあります。

この記事を書いた人

山本直人

2021年11月に豊岡市の地域おこし協力隊として名古屋から移住してきました。飛んでるローカル豊岡編集部所属。
前職は不動産賃貸管理業。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者
移住者視点での豊岡市のリアルな生活をお伝えできればと思います。

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