株式会社キヅキ商会 中島 知乃さん(2014年入社)
~「いろいろな事にチャレンジできる」会社選び~

地域密着型の専門商社として、90年の歴史を持つ株式会社キヅキ商会。近年では、従前の住宅資材の卸だけではなく、太陽光エネルギー事業など、コウノトリのまち・豊岡らしい環境系の新規事業にも積極的に取り組んでいます。
今回は、新卒入社4年目にして新規事業を担う中島さんにお話を伺いました。
大学進学で但馬を離れたそうですね。どのような就職活動をされていましたか?

私は、豊岡市の南に隣接する養父市の出身です。鳥取大学に進学し一度但馬を離れました。
教師だった親の影響で、教員になる選択肢も考えていましたが、並行して民間企業への就職活動を開始しました。
親の近くで暮らしたいという思いもあり、もともと但馬へのUターン志向はありました。
しかし、同級生の中で、「(Uターンする場合でも)一度は都会で働くべき」という神話(?)のようなものがありました(笑)。
私も初めは同級生と同じく大阪や神戸の企業を受けていました。出版や教育業界などの大手の会社が多かったですね。
会社訪問したどの企業の社員の方も素敵でしたし、会社が安定していることも魅力的でした。しかし、地元に戻りたいという部分だけではなく、「若いうちからいろいろなことにチャレンジしたい」と考えている自分と少し合わないとも感じていました。
但馬へのUターンに向けて動き始めたきっかけは?
ある日、大学の就職アドバイザーに相談した際に、「地元が好きなら地元で就職するのもいいんじゃない?家族も近くにいるし、地元企業も人材を欲しがっているわけだし」というアドバイスを受けました。
「周囲に合わせるのではなく、自分の意思で就職先を決めよう」と思うようになり、地元にUターンすることに決めました。
地元での就職活動について教えてください。

大学4年の5月に豊岡市を含む但馬の市町が主催する合同企業説明会に参加しました。そこで弊社の社長と初めて出会いました。はじめは、会社名も知らなかったのですが、社長が熱く語る姿を見て、「但馬にもこんな熱い人がいるんだ」と興味を持つようになりました。
いざ受けるとなると、都会で受けていた会社よりは規模も小さく、不安もありました。しかし、少人数でも、新規事業にいろいろと取り組んでいらっしゃったので、「いろいろなことにチャレンジしたい」という自分の軸と合っているかもしれない、と思いました。
実は、最終的にもう1社も含めた2社で悩んでいたんですが、当初から社長と顔を合わせていたのが決め手になりました。やはり人事の方だけとずっと会って、最後だけ社長と会うのと、最初から社長と会うのでは重みが違って。社長が親しみをもって話してくださるし、人柄が熱く断りづらかったのもありますね(笑)。
入社してみてどうですか?

先輩方は、みなさん優しく接してくださるのでとても働きやすいです。就活の際に自分の軸にしていた「いろいろなことにチャレンジしたい」ということが実践できているので、非常にやりがいを感じています。様々な役割のメンバーが同じフロアにいるので、協力し合ったり直接アドバイスをいただけるのはとても勉強になります。
入社間もない頃、営業事務の仕事をする中で「学生時代にしてきたことは一切忘れて」と強く言われた事がありました。例えばお客様へのご案内文を作るにしても、専門用語を使った長い文章では使い物にならない。授業の単位を取る為のレポートではなく、どれだけ相手の立場にたち、思いやれるかが社会では重要なのだと。単なる単語でなく、実際の行動に移すことが社会で必要な「思いやり」なのだと気付かされました。今でも時々思い出し、自身を見直しています。
最後に就活生へのメッセージを頂戴できますか。

周囲の意見に惑わされず、自分の気持ちに正直になって就職活動をするとよいと思います。初めは名前を知らなくても、話を聞いてみたら自分の価値観や軸に合う企業はたくさんあります。ぜひ視野を広げて就職活動をしてみてはいかがでしょうか。
株式会社キヅキ商会の企業情報はこちらをご覧ください。