松葉がに漁解禁!vol.2

11月6日 8:00

いつも通りの日曜日の朝。

でもなんとなくみんなソワソワ落ち着かない感じ。

なぜなら、今日は年に一度のスペシャルデー。

津居山漁港で松葉がにの初競りが行われるのです。

 

11月6日 10:30

かにの甲羅を洗うブラシを、新調しようと話していたのに、

また入荷できていなかったことが発覚。

急遽お休みの業者さんに電話し、無理をお願いしてニューブラシをゲット。

 

11月6日 11:40

初競りへ向けての準備も整ったところで、携帯に一本の電話が。

相手は城崎温泉で人気のカフェを営む美人オーナーのJちゃん。

彼女のお店は外国人観光客の皆さんにも人気のおしゃれカフェ。

 

どうやらカフェのお客様で、オーストラリアでアンガス牛を育てておられる

年配のご夫婦が、初競りに興味があって見てみたい…と話されているとのこと。

 

それならば。私ちょうど今から競り場に行きますけど…?

ということで急遽オーストラリア人の素敵なご夫婦を競りへご案内することに。

 

城崎温泉は横の繋がりが深く、何かあっても誰かに相談するとぱぱっと物事が解決することが多い。

私が城崎を好きな理由の一つ。

 

11月6日 12:30

待ち合わせのカフェへ。

相変わらず可愛いJちゃんと素敵なご夫婦が

出迎えてくれました。

 

夫の職業=魚屋、ということで好きな英会話はすっかり諦めていたのですが。

城崎温泉は今このような状態で、5年前に比べて

外国人観光客の数がなんと30倍。

 

英語を使わない日はないというくらい、魚屋なのに役立っています。

これも私が城崎を好きな理由の一つ。

 

11月6日 12:45

Jちゃんと別れ、ご夫婦と一緒に車で5分程の所にある津居山漁港へ。

せっかくの初競りを楽しんで頂けるよう、車内で簡単に競りのご説明。

アンガス牛も競りで売買されているそうで、色々と尋ねてこられました。

 

競り場では、久しぶりに見る松葉がに(雄)とせこがに(雌)が所狭しとずらり。

ご夫婦も初めて見る日本の漁港風景に興味津々の面持ち。

 

11月6日 12:59

初競り開始直前の緊張した雰囲気

11月6日 13:00

時間きっかりに今期の初競りが開始!

報道陣の方々もいつになくたくさん。

年々ギャラリーの数も増えてきているように感じます。

11月6日 14:00

競りも中盤に入った頃、日本の漁港で初めて見る松葉がにの激しい競り合いを満喫された

オーストラリア人のご夫婦とお別れの時が。

少しの間だけの出会いでしたが、お互いに一生記憶に、そして思い出に残る出来事となりました。

 

11月6日 15:00

順調に競りは続き、次第に西日も差してきました。

例年なら4時頃まで続く初競りですが、今年は悪天候だった影響もあり、

やや少なめで早々に終了

11月6日 16:00

競り落としたかには、すぐに店へ運ばれ、

湯がいたり、各方面へ送ったり。

 

そんな時、見た事もないもの凄く美味しそうな牛塊を手にした

一人の男性が…。

向かいの旅館&但馬牛レストランの若旦那でした。

自称城崎温泉の但馬牛王子と松葉がに王子。

牛王子が記念のツーショット写真をポスター風にしてくれました。

 

そうです。城崎温泉には松葉がにだけでなく但馬牛もあるのです!!

まさに贅沢の極み。

数件お隣には、但馬牛の牧場のオーナーがやっておられる但馬牛専門店も。

 

自然豊かで豊富な食材に恵まれた上に、こんなお茶目で愉快な人達がいる。

これも私が城崎を好きな理由の一つ。

 

そんなこんなで、長かった解禁日も無事終了!

 

お・わ・り

 

…と言いたいところですが。

翌日とっても嬉しい出来事が。

 

11月7日 12:00

店で事務仕事をしていた時、突然訪問者が。

 

なんと初競りをご案内したオーストラリア人のご夫婦が、

花束を片手に店を訪ねてきてくれました!

 

“昨日は本当にありがとう…”

 

と言って花束を私に。

さり気ない粋な計らいに、普段花束をもらい慣れていない私は完全ノックアウト。

素敵過ぎます。

 

カフェのJちゃんにもお礼に…とお花を用意されていました。

温かい心遣いに幸せな気分で満ち溢れた一日となりました。

 

城崎には日本各地のみならず、世界中からいろんな方々が訪れるため、

様々な出会いがあり、帰られた後もフェイスブック等で、繋がり続けています。

 

これもまた、私が城崎を好きな理由の一つ…なのでした。

この記事を書いた人

桶生美樹

2000年10月、こども英会話の講師を辞め、魚市場で働く夫と結婚。姫路から大阪へと移り住む。2002年日韓ワールドカップ終了後、サッカーをこよなく愛する夫が大阪の魚市場を離れ、実家が営む城崎温泉の魚屋を継ぐ為城崎へ。城崎温泉と日本海の美味しい魚にすっかり魅了され、魚介で四季を感じる豊岡での暮らしを満喫中。3児の母。

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