海のそばで暮らすということ・前編

兵庫県南部で生まれ育った私にとって、豊岡に引越してくるまで

正直“海”にはあまり関心がなく、特別な思い入れもなく、

たまに見るとすれば新快速電車の窓から見える明石海峡大橋と穏やかな瀬戸内海…

そしてメリケンパークから見える神戸港くらいのものでした。

そんな私が浜辺の町で暮らすようになり気づいたこと。

海の生き物っておもしろい!

まず驚いたのは、私が住む海岸沿いの町ではこんなものが落ちているのを

たまに見かけることがあります。

なんだと思いますか?

おそらく水族館で見たことがあるハリセンボン。

これが学校のグラウンドや道ばたなんかに落ちていたりします。

七不思議のひとつですが、おそらく海岸に打ち上げられていたものを

鳥か何かが運んできて落としたのでしょうか?

海岸でもよく見かけます。

 

こんなことってありますか…

 

次に驚いたのはこちら。

浜辺で朝から普通に泳いでいました。

地元のお坊さん!

……ではありません。

どう見てもタコ!!

衝撃的です。

夏休み、少年サッカーの合宿で子ども達と浜清掃をしている時に見かけました。

これには地元の子ども達もびっくり!

さすがにタコは普段はめったに見かけません。

以前に1度だけ、海水浴をしている時にタコが一緒に泳いでいた事がありましたが…。

 

さらに浜辺にはこんな物も落ちていたりします。

とある芸術家さんの作品かと見まがう程の美しさ。

何だかご存知ですか?

これ、うにの殻なんだそうです。

あまりの美しさに、ネット等で販売もされているそうです。

 

おそらくこれは、とげとげが取れかけている所…かな。

そんなこんなで浜辺にいるといろいろな発見があります。

浜辺で見つけたもっとすごいもの!

浜で拾ったお宝で、こんなことや

こんなことも。

近所の浜で拾ってきた貝殻やシーグラスで、

夏休みに日本地図が好きな長男と一緒に作ってみました。

兵庫県のカタチが我ながら秀悦です。

 

時には綺麗なものばかりでなく、ギョッとするような発見も。

まさか…。

これって…ひょっとして…。

 

いろいろと想像が膨らみます。

楽しくて仕方ありません。

これは結構頻繁に落ちているのを見かけます。

鹿さん!落とし物~!!

おそらく都会の暮らしの中ではめったに見かけない落とし物でしょう。

 

ギョッとしたついでに、津居山港で以前こんなものが

水揚げされたこと……。

ギョギョギョーーーっ!

鮫です!!

港町ならではの光景です。

数年前の秋、ちょうど松葉がに漁が解禁する直前に

底引き網に入っていて水揚げされました。

アオザメという鮫だそうですが、この時は近くの水族館に

資料として引き取られたそうです。

 

やっぱり海が好き!

そんなこんなで地元の子ども達は海が大好きです。

夏になると、海パンをはいて自転車にまたがり、

シュノーケルを前カゴに積んで、浜へと向かいます。

こちらは新種のタコの群れ!

……ではなく6年生の男の子たち。

シュノーケルを付けて、海の中で会話しています。

みんな日焼けして真っ黒。

 

こんなカニを見つけました。

子ども達に「魚屋で売るといくらになる?」とキラキラした瞳で聞かれましたが、

「ごめん。カニの名前すら分からない…。」

 

とりあえず砂で作ったお手製のいけすに捕獲していたのですが、

気づいたら逃げていました。

おこずかいが…。

 

後に詳しい方に写真を見せてお聞きしたところ、

“キンセンガニ”という名前のカニでした。

海水浴場の砂潜りの達人なんだそうです。

どうりで、砂のいけすから突然消えた理由が分かりました。

浜でたくさん見かけるこの芸術的な穴は

前回の記事でもちょっと触れた“すながに”の巣穴。

小さいものは甲羅が1センチくらいの小さなカニなのですが、

激しく掘り進み見事な弧を描いた穴があっと言う間に完成します。

 

“すながに”というだけあって、

砂の上にいると良く目をこらさないと見つかりません。

夏は頻繁に海へ足を運ぶ子ども達。

浜に行くと体じゅうが砂まみれになるため、

帰ってきてから洗い落とすのが大変なのですが…

ちょっとした秘策があります。

 

それは海に行く前から家の前にビニールプールを用意し、水をはっておき

帰ってきてからビニールプールでまたひと遊びすると綺麗になるのです。

汚れついでにこんな事もしてみたり。

海のそばで暮らすということ。

それはこんなにも楽しい驚きと発見がたくさんあり、ワクワクの連続です。

とても一回では書ききれないため、後編へと続く……。

 

http://tonderu-local.com/life/1111.html

この記事を書いた人

桶生美樹

2000年10月、こども英会話の講師を辞め、魚市場で働く夫と結婚。姫路から大阪へと移り住む。2002年日韓ワールドカップ終了後、サッカーをこよなく愛する夫が大阪の魚市場を離れ、実家が営む城崎温泉の魚屋を継ぐ為城崎へ。城崎温泉と日本海の美味しい魚にすっかり魅了され、魚介で四季を感じる豊岡での暮らしを満喫中。3児の母。

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